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2020年07月16日11:23

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今朝のワシントンポスト紙COVID-19 UPDATEより

1)カナダのパンデミックに対する対応は完全とは言い難いが、アメリカよりは遥かにマシだ。ケベック州やオンタリオ州では大量感染は起こっているが、危険地帯には支援の為に軍隊が派遣されている。
カナダではこの春の間に感染拡大の鎮静化に成功し、以来新規感染者数は激減している。
一方アメリカでは感染拡大が一向に止まらず、隣国のカナダやメキシコは国境封鎖を余儀なくされている。専門家たちをして、カナダは比較的良くやっていると言わしめる所以である。

2)アメリカでは全国的に感染者の急増が止まらない。専門家の間では、秋には更に厳しい第二波の襲来がささやかれている。
世界全体では発展途上国での感染拡大が進んでいるが、アメリカがそれをリードしている形だ。
ホワイトハウスは、USATodayのop-ed (社説欄の横に載っている署名入り記事)で、トランプ大統領の通商問題特別顧問のピーター・ナヴァロ氏がコロナウイルス危機に関して、感染症専門家のトップのファウチ博士を罵倒していることには距離を置いている感じだ。ナヴァロ氏の発言は週の初めにホワイトハウスがメディアに流した例証に基づくものなのだが。トランプは先ほどナヴァロ顧問があの記事を書いたのは過ちだと記者団に語っている。
このop-edに対して、ファウチ博士はアトランティック紙に「国はこのナンセンスをやめて、政治ゲームではなくウイルスの阻止に全力を挙げて戦う時だ。」と語っている。

3)一方、トランプ大統領は、パンデミック阻止に対する具体的な対策を未だに示していない。それどころか、具体的な防御策を一切示さずに、この秋には全ての学校を開校すべきだと主張している。トランプ政権は明確な戦略を一切発表せず、感染爆発が起こるたびに場当たり的な間に合わせの対策を出すだけだ。

4)オクラホマのケヴィン・スティット州知事(共和党)は、自身がウイルス陽性判定を受けたが、気分は上々でこれから隔離室に向かうと語っている。彼は州知事としては初の感染者だ。また、彼は州知事の中でも最も軽率な男で、市民に外食の奨励やトウルザ市でのトランプの選挙集会にも出席し、市民に対してマスクの着用は個人の自由だと公言していた。

5)ウオールマートとサムズ・クラブは、国内の店舗内でのマスクの着用を全ての顧客に義務付けると発表している。その他に、コストコ、アップル、ベスト・バイなど僅か数社がマスク着用を求めている。

6)首都ワシントン市ではこの水曜日に自身の一日の感染者の過去最多記録を更新している。同市はパンデミックとの戦いで一歩後退した感がある。


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