2020年上半期　ワースト

2020年上半期　ワースト

　表があれば裏がある。
　ベストがあればワーストがある。

　2020年上半期は51作の映画を観ました。
　その中から「特別上映」等の作品を除いた44作からワーストが出てしまいました。

　ここで云う「ワースト」とは「個人的な好き嫌い」ではなく、「映画として間違っている」を基準に選びました。

　なので、以下の3作は「健太郎的にはワースト」だけれど、「作品としては良かった」のでワーストには入れません。

『マザーレス・ブルックリン』
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　主人公の「独特な癖」が駄目だった。
　作中では、手軽な録音機器が無い時代なので、「超人的な記憶力」を持つ主人公が重宝されている。となっているのですが、その代償として「所構わず奇声を発する」癖があって、これが駄目でした。
　演出で「ふとした切欠で突然思い出す」と云うのがあるので、それで何故駄目だったのか疑問です。

『9人の翻訳家』
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　犯人が「只のイキリ」なのでそれだけで十分に不愉快なのですが、タイトルが間違っている。
　確かに「9人の翻訳家」が登場するけれど、「9人で共闘」はしないので「タイトルに偽りあり」。
　よくある「間違った邦題」。
　ホント、配給会社ってろくなことしない。

『囚われた国家』
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　「エイリアンに占領された国でのレジスタンス」の映画なんだけど、ひたすら暗くて重い。
　「企画は良いけど作品は…」てやつ。
　エイリアン出す必要あったの?

　以上、3作は「健太郎的にはワースト」だけれど、「作品としては良かった」のでワーストには入れません。

　そんな訳で2020年上半期ワースト。

『KIN』
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　「作品と設定の関係」は、SF作品以外なら「作品の為に設定がある」なんだけど、SF作品の場合は「設定の為に作品がある」。
　設定の為に作品があるのであって、作品自体は「おまけ」でしかない。
　なのに、作品が邪魔してる。
　主人公が幼過ぎ。
　主人公の兄が只のチンピラ。
　適役が残忍過ぎて不愉快。
　折角の設定が話の下らなさで台無し。
　不愉快極まりない。

『AI崩壊』
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　AIが暴走する映画。かと思ったら、「政治家が私利私欲の為にAIを暴走させた」とか云う下らない只の社会派ミステリー。
　価値無し。

　この2作は本当に不愉快極まりなかった。
　SFとは何なのか?　が全く分かっていないし、今時「社会派ミステリー」だなんて、下らないにも程がある。
　観て損した。

　下半期はワーストがありませんように。

2020年上半期　ベスト10
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2020年上半期　ワースト
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2020年上半期　アジア映画この5作
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2020年上半期　アニメ映画この5作
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