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2020年06月21日14:50

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入居へ

[あらまし] 同居母87歳パーキンソン病ヤール4要介護5認知症状少々。

2月に変更申請をして、4月2日に認定結果が届いた。
要介護2から5に変わった。
飛び級もいいところだ。



母は、他人に対して、きちんとしようとする気持ちが強い。
デイサービスでもショートステイでも、日常とは違った様子を見せる。
だから、変更申請をするということを相談した時、
ケアマネージャーさんをはじめ、介護担当者達は
「そこまでではなかろう」「申請しても介護度が上がるかどうか分からない」
といった意見だった。

「認知もしっかりしていて、ご自身の意見や要望もしっかりおっしゃる。」
「お食事もご自身で、こぼさずに召し上がっています。」
自宅での様子とは違う。



ご飯を食べながら、他のことをする。
いろいろな作業と食卓を分けていないので、
ご飯を食べていても、ついつい目に入るあれこれに手が移ってしまうのだろう。

立って食べる。
座って落ち着いて食べてください、と言うと、「このほうが力が入りやすいから」と言う。
しかし、こぼれる。

食べ物を持って歩き回っていることも有った。
「なるべく歩いたほうが(リハビリになって)いいと思った。」と言う。



パーキンソン病のため、無意識の運動がうまくいかない。
私たちは、口の中の唾液を無意識で常に飲み込んでいる。
それができなくなっているので、よだれが垂れる。

また、食後は口の中に食べ物が残りやすい。
歯茎と唇の間に食べかすが溜まっていたりする。

唾液と食べかすの混じったものが、口から垂れる。

これがなかなか強力である。
けっこうな粘り気が有る。
なかなか乾かない。
粘り着く。

ひとつかみでは取れない。
強めの水流を当ててもなかなか剥がれない。
乾くと強くこびり付く。



シャツの袖口や胸元を、揉み洗いする。
赤ちゃんのよだれもこんなに強いのだろうか。
赤ちゃんと決定的に違うのは、量の多さだ。
大人だもの。



ショートステイに行ってもらうために、着替えを準備する。
いつも大量になる。

自宅で過ごしていたら、毎日、袖口と胸元が汚れて洗濯することになる。
毎日と言うより、毎食だ。
エプロンはしたがらない。しない。

おのずと着替えが大量になる。



ショートステイから帰って来て、荷物をほどく。
透明のポリ袋に[未洗濯]と書いた紙と洗濯物が入っている。

いつも、驚く。
[未洗濯]という紙が入れてなければ、
着なかったかのようにきれいだからだ。

ショートステイ中は良い子に行動するから、
服が汚れないのだ。



さて。
特別養護老人ホームへの入居の日まで、一週間と迫ってきた。

「3週間後には入居」と決まった時に思ったことが有る。
残り、3週間。
何が有っても、あと3週間と思って、腹を立てないでいられる。

怒るのは疲れるし、自分の感情が傷付く。
だからなるべく怒りたくない。
けれど、やっぱり滅茶苦茶で筋の通らない状況を目の前にすると、
腹が立った。



45年くらい前に、母の仕事を手伝ってくれる学生さんがいた。
私は小学低学年だった。
そのTさんに母は信頼が厚い。

Tさんは姑の介護で苦労した。
介護保険制度ができた時には要介護5の認定だった。
制度のできる前の何年も、苦労して介護をしていた。

やっとホームに入居できた時、医師に言われたそうだ。
「体のことは我々医師や介護に任せて、あなたは精神面をみてあげてください。」
こう言われて、やっとホッとしたと言う。

働く夫の世話、小学生の娘の世話、姑の介護。
自分のための時間は無い。
精神的にも追い詰められて、ひとの心を支える余裕など全く無かった。

「ほんと、入所が決まって良かったわ。
あなた、優しくなれるわよ。」
経験者が言うのだからそうなのか。
自分が母に優しくなれるとは、まるで想像ができない。
そもそも関係性が良くないのも有る、と思うが、
嫁と姑のそもそもの関係性もどれほどのものであったか、と思う。



新型コロナ感染防止の影響で、面会はできない状況だ。
つまり、しばらく会わずに済む。

ちょうどいいのかもしれない。
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