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2020年05月24日23:43

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人はデータの世界で生きている

映画「マトリックス」をアマゾン・プライムで動画を購入し観てみた。

学生の頃、この映画を観た時には、仮想現実世界のアクション映画程度しか理解できなかったが、再度、観てみると、この映画はフィクションの世界を描いたのではなく、現実の世界を描いていることが分かる。


物質は信号で書き記されたデータとして表すことができる。

人間が認知するのは物質そのものではなく感覚器が伝えるデータ。

感覚器は物質に触れると、それを信号で書き記しデータとして発信する。

そのデータを脳が受信し、人は物を認知することができる。

感覚器が発するデータを途中で書き変えれば、人はその書き換えられたデータを現実の世界と受けとめる。

たとえば、空を飛んでいるデータを脳が認知すれば、現実には座っているだけであっても、その人は本当に空を飛んでいると感じることができる。

マクドナルドのハンバーガーを食べていても、五感から発するデータを改ざんし、高級ステーキにすれば、本人は高級ステーキを食べていると感じる。

人間が生きている現実世界とは、本当の世界ではなく、人間の感覚器官が発するデータの世界にすぎない。


今まで人はコンピュータを使っても感覚器のデータを改ざんすることはできなかった。

でもそれが可能になれば、人は現実社会とは別の仮想現実の世界で生きることができる。

マトリックスはそのことについて考えさせられる映画だ。
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