カステラやホットケーキ、菓子パン、クッキー、ビスケットなどをふっくらさせるために使われています。それらをつくる生地に膨張剤を添加し、焼き上げるとガスが発生してふくれ、食感をよくします。別名の「ベーキングパウダー」と表示されることもあります。
一番よく使われているのは、炭酸水素Na、すなわち重曹です。重曹は、ふくらし粉としてスーパーなどでも売られています。ベーキングパウダーは、炭酸水素Naをメインに、数品目の膨張剤を組み合わせたものです。膨張剤は添加物の一括名で、実際に添加物として使われている物質名は、次の通りです。
アジビン酸\L−アルコルビン酸\塩化アンモニウム\クエン酸\クエン酸Caグルコノデルタラクトン\DL-酒石酸\L−酒石酸\DL−酒石酸水素\KL−酒石酸水素K\炭酸アンモニウム\炭酸K\炭酸Ca\炭酸水素アンモニウム\炭酸水素Na\炭酸Na\炭酸Mg\乳酸\乳酸Ca\DL−リンゴ酸\DL−リンゴ酸Na\リン酸三Ca\リン酸水素二K\リン酸二水素K。
クエン酸や酒石酸など酸が多く、またリン酸を含むものが非常に多くなっています。リン酸をたくさんとると、カルシウムの吸収が悪くなり、骨がもろくなる心配があります。3番目の塩化アンモニウムは毒性が強く、ウサギに2gを口から与えた実験で、10分後に死んでしまいました。これは、イーストフードとしても使われています。
炭酸Naは、人間が大量にとると、胃や腸の粘膜に傷がつくことが分かっています。少量でも、胃や腸への刺激が心配されます。ポリリン酸Naの場合、3%含む餌をラットに24週間食べさせた実験で、肝臓結石ができました。
また、メタリン酸Naの場合、10%含む餌をラットに1か月食べさせた実験で、発育が悪くなり、肝臓の重さが増えて、尿疾患に炎症が見られました。しかし、どれをいくつ添加しても、「膨張剤」という一括名しか表示されないため、消費者には何が使われているのかわからないのです。
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