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2020年05月06日22:24

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フランダースの犬

10年以上前にも何処かで書いた。
フランダースの犬はおよそ33年前(当時12歳)に再放送を全話見て以来、二度と見れなくなったし、ああ言う世間の事を激しく許さなくなったきっかけのアニメ。

三つ子ではなかったけれど、ぼくの正義感を決定付けた物語だった。

その10年前に書いた際『当時とは視点も異なるだろうから、もう一度見ては?』と、ある出版社の方から言われた事を覚えている。

今言えば、人の弱い部分を登場人物たちが担ってくれていた、それを見る少年たちにわかりやすく示唆してくれていた物語。
と言う事なのだろう。
と、勝手に見通してしまう程に、もう一度見る気が無い。
許せないと同時に、激しく傷つけられた弱い自分が居る事も良く覚えているからだ。

子供心にも社会的に弱いとわかる者が、精一杯正しく一生懸命生きて行こうとした姿勢や心が、田舎の村社会にいともたやすく夢ごと抹殺された。
とても泣けるものではなかった。
うそだろ!? の一言に尽きた。

世の中には、どんなに努力しても一生懸命役に立とうとしても、わけのわからない人間のために何もかも駄目にされてしまう事がある、しかも、自分ではどうにも守りきれるものではない。

それから間もなく、あとからどうこう言ったところで、戻らない命、それがアニメや物語に止まらず現実にも、日本にも、身近にも、起こり得るし起こっている事実があると知った。

何処かで子供たちがわけのわからない事で命を落としている事を知る度に、こうして昨日の事の様に思い返せるので、フランダースの犬を見る事はない、未だに泣けないし、意図や本位とは異なるだろうけれども、その物語はぼくの心をずっと打ち続け、刺し続け、生き続けている。

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https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=140&from=diary&id=6073018
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