はやぶさ
もう10年前になりますが、小惑星イトカワに着陸した「はやぶさ」が地球に帰還した感動のシーンです。頑張った探査機本体は大気圏に突入し燃え尽きましたが、本体から切り離されたカプセルは無事着陸しました。
なぜ、燃え尽きるのでしょう。秒速11km〜72kmで突入する流れ星も殆ど燃え尽きます。これは空気との摩擦による熱ではなく、空気を圧縮する時に出る数千℃の熱が物体を炙るからです。
気体を圧縮すると熱くなるのは自転車の空気入れで経験されているでしょう。この原理を使って、夏の冷房が出来ています。室外機の中で空気を圧縮して熱を出し、それをファンで冷やしてから室内に導き、急に膨張させます。この時に空気が冷えます。これで冷やしています。
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