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2020年04月27日11:13

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世界中で起きているコロナ疲れに警鐘

今朝のワシントン・ポスト紙のニュース・レターが世界中で起こり始めた「コロナ疲れ」現象の実態をレポートしていましたので一部を翻訳してみました。
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間もなく全国各都市で正常な日常を取り戻そうとする動きが始まりそうだ。特に共和党系の知事の州でその動きが顕著だ。だが、国内の感染者が百万人を超えている現状に感染症の専門家たちからは警戒の声が上がっている。

テネシー州では明日からレストランで食事を楽しむことができそうだ。アイダホの教会では信者に来週から礼拝にあつまるよう呼びかけ始めた。ミズーリ州でも来週には商店が営業を再開する動きだ。全米バスケットボール協会は規制が緩和される州での練習場や競技場の再開を計画している。

だが、これらの州の知事たちは、COVID-19が戻ってこないように魔除けを願い幸運を祈りながらの規制緩和だろう。コロンビア大学の感染症学教授は、ウイルスの感染経路の追跡もままならず、効果的な治療薬の研究もまだ試行錯誤の段階での規制緩和に警戒をあらわにしている。

ホワイトハウスのコロナウイルス対策本部の責任者のデボラ・バークス女史も、日曜日のNBCの”Meet the Press”番組で「ソーシャル・ディスタンシングは夏が終わる頃まで続けるつもりで、正常な日常に戻るには予防ワクチンの開発に成功することが不可欠です」と語っている。女史のこの発言は先週金曜日のペンス副大統領の「5月末までには感染拡大は収束しているだろう」という発言を否定した形だ。

1億人の携帯電話の位置情報の分析の結果では、数百万のアメリカ人がソーシャル・ディスタンシングの要請を無視して、いつも通りの個人行動をとっていることが判っている。この数字はここ数日間で目に見えて増加しており、公共衛生の専門家たちは「自粛疲れ」だと懸念している。

この自粛疲れ現象は世界各国でも始まっている。ベラルーシュでは土曜日の勤労者の日のお祭りにマスクなしで2百万人もが参加している。サウジアラビアではラマダンの期間中のロックダウン解除を予定しており、スペインの子どもたちはこの週末には42日振りに外で遊ぶことを許可された。

アメリカでも、ウイルス蔓延の最中に3社の大手食肉加工工場で防護措置なしの状態で作業をさせた結果、感染爆発を引き起こして17人が死亡し数千人の感染者を出し、数十カ所の加工工場を閉鎖させ、全米の食肉供給に危機をもたらす結果になってしまった。



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