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2020年04月20日14:56

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新型コロナウイルスのパンデミックはいつまで続くのか?

今朝のNYタイムズ紙がコロナウイルスに関する長文のニュースレターを掲載したので、極く一部、さわりの部分だけですが翻訳してみました。ご参考まで。
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われわれが聴取した24人の専門家の意見から総合判断すると、われわれが以前の正常な生活に戻るにはまだ相当な時間が必要のようだ。

コロナウイルスは全米の大都市からその郊外へと感染を広げ、地方の町へと汚染を拡げている。そして感染者は百万を超え、死者は34,000を超えた。
それにも拘わらず、トランプ大統領は今週経済活動再開のためのガイドラインンを発表し、部分的ではあるがほぼ正常な暮らしに戻る地方が間もなく出てくるだろうとの期待を語っている。ここ数週間の政府のコロナ危機にたいする認識は医療関係の専門家や科学者たちの観方より遥かに楽観的になっているようだ。

実際のところは、コロナ危機がどこまで続くか誰にも分かってはいないのだ。20名以上の公衆衛生、医療、疫学の専門家の将来に対する思いを聞いてみた。

何時われわれは家から出ることができるようになるのか?現実問題として、治療薬やワクチンが出来るまでどのくらい待たねばならないのか?コロナウイルスを封じ込める方法は果たしてあるのか?

目の前に見える解決への道は、いろいろな要因があるが、間違いなく困難な道であると同時に不可能な道ではないと専門家たちは言う。慎重に往きつ戻りつしながら解決の道を探るほかはない。広範囲に渡るテストと研究を重ねる努力を続け、同時に医療従事者への手厚い支援が欠かせない。そしてやがて有効なワクチンを手に入れるだろう。

だが、来年どうなるかの展望は余り明るいものではないだろう。定例記者会見でトランプ大統領が示したシナリオは、都市のロックダウンは間もなく解除され、感染を防ぐ薬も出来て、フットボール場やレストランに人が溢れるようになるだろうというものだったが、あれはただの幻想だ、と多くの専門家が指摘している。「われわれを待っているのは憂鬱な世界だ」と語るのは全米医学アカデミーの前会長ハーヴェイ・V,ファインバーグ博士だ。

彼や同僚の医師たちが予想しているのは、何カ月にも渡って家に閉じこもっていなければならないみじめな市民たちの生活だ。ワクチンの開発は遅れ、リスクが高いにも関わらず多くの市民が規制を破るようになり、コロナウイルスは依然として居残るということになる。楽観的な見方もあるのは事実だし、危機が去れば経済は一気に回復するのは確かだが、多くの専門家たちは、当分厳しい生活を強いられるのは確かだと言っている。

パンデミックを終わらせるには、まだ出来ていない治療薬を発見するか、それまでの間、アメリカの市民がどのように振る舞うかに掛っている。もし、みんなが自分自身や愛する家族たちを心底から守りたいと思うなら、より多くの命が救われるだろう。もしわれわれがウイルスを少しでも甘く見たら、彼らにやられてしまうだろう。そして大統領が思っているよりも多くのアメリカ人が命を落とすことになる。

現在コロナウイルス感染は全体の死因の中で断トツのトップなのだ。4月7日以来全米でのコロナウイルス関連の死者は一日当り1,800人を超えている。心臓病での死者は一日当り1,774人、癌1,641人と比べて見て欲しい。



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