865th ウンチク・ゴルフ【軸を右に傾ける感じ】

2.13 レッスン
ダフり防止のため、大きく右に引いて打つ。
「悪くないんじゃないか」
ラウンドになると、球から離れるのが怖いので知らず知らずのうちにバックスイングが小さくなり、ダフりそうな気がする。
「それは右膝がキープ出来ていないから離れてしまうのである。右が保てれば顔は球から（右へ）離れない」
また別論理である。私が普段より大きく右に動いてバックスイングしているのは、そうしないと腕が詰まってダフるからである。しかし、バックスイングを大きくしたい＝右へ大きく動く、は間違いで、要するにもっと回転するのが正しいのである。だから右に動かない＝バックスイングが小さい、ではない。右じゃなくて上、か。肩の回り方は同じくらい深く、右じゃなくて上。かつ、反り返ってはいけない。右膝キープ、である。一言からこんなに解釈しないといけないんだから、プロには素人の心身の状態はわからないんだろうなぁ。
難関のFWを打ってみる。ダフる。
「大丈夫、問題ない。右足を蹴って伸び上がるのだ。そのタイミングだけだ。そのわずかなズレでダフったりトップしたりしてるだけだ。プロだってそうだ」
FWで球が中、これはマヤカシのスイングでは打てない。何球か打っているうちに勘所が掴めてきた。しっかり左肩を球方向に下げ、右膝粘って上に回転、そこから捻りをほどいていくように、また右に軸を傾ける感じで、右足を蹴り、腰を先行させ、打つ。
FWのように難しいクラブでうまく打てるようになった方がいいか。
「まぁ、いろんなクラブを万遍なく打って欲しいが…基本的にはどれもスイングは同じなので、長いクラブで打てるようになれば、短いのは楽に感じる」
基本的に右に残し気味に打つのはしんどいスイングである。左へ体重ごとぶつけていくのは楽だ。腹と足でクラブを持っていかねばならない。そういうしんどいスイングをしないとダメということだ。藤川球児もピッチングは足だけでほとんど終わり、と言ってた。この間同伴した70歳代のオヤジさんも「ゴルフは50歳代半ばからどんどん上手くなるよ」と言ってた。結果は出ていないが、いい感じになってきている！