新しいスマートフォンで「フィガロの結婚」を聴く

使っているスマートフォンのバッテリーの具合が悪くなった。
購入店に行くと、買い替えしかないという。

仕方ないので新しいのを買うことにした。

LG K50という機種。本体は安かったが、
長期で見ると得なのかはよくわからない。

音楽プレーヤーアプリも当然入っているので
さっそくファイルをコピーして音楽を聴いた。

モーツァルト　フィガロの結婚
ジュリーニ/フィルハーモニア
シュヴァルツコップ、ベルガンサほか
（1961年ライヴ、walhall）

いままで使っていた格安スマホに比べ、
断然音質がいいのに驚いた。

音量レベルは上がり、音質もクリア。
安物のイヤホンでも、じゅうぶん聴ける音質だ。

容量に余裕があるので、wavでもflacでも
問題なく入れることができる。
前のスマホでは、容量がないため、いちいち
mp3に変換して聴いていたが、その必要もない。

これを聴きながら、iPhoneだともっと音が
いいのだろうかとか、携帯プレーヤーで
音がいいのがあるのだろうかとか、
いろいろ考えてみた。
値段が高いと困るが、音がいいのなら
考えなければならない。

ジュリーニのフィガロは
EMIのスタジオ録音とは違い、ライヴ録音だが、
録音が非常に良い。
コンサート形式のライヴで、歌手がみな
マイクの前で歌っているような感じである。
フィガロなど、ドスの効いたような
図太い声だ、

ジュリーニも後年とは違い、テンポが速い。
オーケストラの響きも分厚くて充実している。
歌手もシュヴァルツコップ、ゼータシュトレーム、
ベルガンサと、女性陣は揃っている。

これからは、外で、スマートフォンで
オペラを聴くことが多くなるだろう。
楽しみがひとつ増えた。