〜わからないわけではないが〜３　やはり理不尽

風邪で休んだ同僚は休みの常習犯ではない。
普通の職員のほとんどは朝起きてみて、仕事に行けるかどうかを判断する。
だから、朝、電話来ると私は思っていた。
５時過ぎに電話が鳴る。
私が取る。
同僚が「熱が下がらないから休む」と言う。
「お大事に。」と私は言う。
一緒に夜勤をしていた職員は「やっぱりな。」と言う。

その日はあるイベントであった。
イベントだから多くの職員が出勤している。
イベントだから大変であるが、多くの人が出勤していると休みやすいという人とイベントだから這ってでも出てくるべきでしょうという職員もいる。
どちらかを選ぶなら私なら前者である。

何かと愚痴が多く、意欲のない職員が何かミスなどをすると、周りの職員は陰でひどいことを言っている。
そんな職場だ。

愚痴の多い私も陰で言われている？
まあ、言われていると思う。
ただ、誰よりも仕事をしているという自負があるから、その同僚よりは少ないだろう。

それだけが真面目さが売りと言う私の利点であろう。