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2019年10月24日22:56

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思いが重い・・・センチュリー定期

こんな曲だったっけ、と思いながら聴いてました。

大阪 ザ・シンフォニーホール
センチュリー第239回定期演奏会
飯森 範親指揮 日本センチュリー交響楽団
ソプラノ:石橋 栄実
バリトン:平野 和
合唱. ザ・カレッジオペラハウス合唱団、日本センチュリー合唱団
(コンサートマスター 荒井英治)
團 伊玖磨:飛天繚乱
ブラームス:ドイツ・レクイエム 作品45

團伊玖磨作品は、聴いてて楽しかったです。戦後邦人オーケストラ作品の匂いが横溢する打楽器を駆使した響、肌触りのいい旋律。この作品、センチュリーが委嘱したいわば「持ち曲」。これからも大切にしてほしいな。また聴きたいと思いましたもの。

で、実は山のように期待して、ばっちり予習もした「ドイツレクイエム」。ちょっと期待が過ぎたかもしれない。

一つは、飯森さんが思い入れがたっぷりに凄く時間をかけた2楽章が、やはり「しんどかった」ことかなあ。いつになったらこの楽章終わるんやろ、と思いました。気持ちは十二分に伝わってくるのだが、ちょっとバランスを欠いたかもしれない。

なので、むしろその後に続く、3から5楽章が、独唱者二人の歌唱の魅力と、適度な軽さと愉悦で楽しめたかも。

その一方で、クライマックスの6楽章、これも飯森さんの志向するダイナミズムに合唱がついていけず、最後の「Herr, du bist würdig zu nehmen Preis und Ehre und Kraft〜」の連呼で持ちこたえきれなかったのが残念。ここも、飯森さん、もう少し手綱を緩めてあげても良かったんじゃないかなあ。

そうは言っても、最後の7楽章が静謐な響から長い沈黙の祈りに終止したのはそれなりに感動的ではありました。

この曲、やはり合唱が肝、今回は2団体と人数を分厚くしたその意図、結果的には功を奏したとは言い難かったとぐすたふ くんは聴きましたが・・・さてさて、世評はいかに?



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