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2019年10月20日13:26

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映画日誌「ジョーカー」

 バットマンの宿敵でもあるジョーカーが、いかにして悪の道に入ったのか、というよりも、バットマンとは直接関係が無く、元々以前のバットマン1作目でジャック・ニコルソンが演じたジョーカーとは全く違う感じ。
 むしろ、時折悲喜劇のモデルとしても良く描かれるピエロの、おどけた顔と、裏の悲しい顔の対比を描いた独自のドラマに近い。
 障害者に対する差別や、福祉が整備されない社会の問題などもテーマだろうが、主人公が自棄的になり過ぎて最後は何もかも殺人で終わってしまうのでは、観る側も気が滅入ってしまう。
 あまり社会性を重視しないドラマなら、少年時代のバットマンも登場することだし、今後のバットマンとジョーカーが、善悪の戦いとしていかに闘争を展開することになるかなど、娯楽性もあったほうが良かったのでは、とも思うのだが。
★58点
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