mixiユーザー(id:6231411)

2019年10月08日05:06

116 view

ひつじのおもいで

20年以上前だが、僕が北京に行ったとき
路上の屋台売りで道すがら食べたものは
殆どが羊肉の串焼きと雀の丸焼きだった
羊肉の串焼きは5角のもあれば2元のものもあったが
シシカバブーと勝手に呼んでいた

どうしてそう呼んだかと言うと
「これは何ですか?」と尋ねたら
屋台のオヤジが大抵
「シシケバブだ」
と答えたからだ。しかし、トルコ料理屋で本物のシシカバブーを
食べた事がある僕からすると
(外国人だと思って適当に説明しやがって)
と感じていたわけであるが
どいつもこいつもがそう言うので、
「そう説明する文化」のようなものがあるらしいと察した。

一番好きだったのは、夜に食堂で食べる
羊肉のしゃぶしゃぶである
注文する時は「モンゴリアンホットポット」と注文していたので
中国語の呼び方は分からずじまいだったが
都合3回訪れた北京では毎晩のようにそれを食べていた

表通りのレストランとかではなく
町外れの汚い食堂だと
ミーファン(米飯)が1元、しゃぶしゃぶ(ゴマだれ付)が5元、
瓶ビールが1本1元であったから、20元もあれば
お腹いっぱいで存分に酔っ払うことが出来た。
食堂でシシカバブーを注文すると
なぜか「メイヨウ(無いで)」と答えられ
違う料理を持ってくるのだが
ウイグル人街に行くと逆に、
何を注文してもシシカバブとナンかチャパティのようなものを持ってくる
いずれにしても
牛肉という選択肢はあまり無く、
肉といえば基本「豚」
次に「羊」、鶏肉はやや高い位置づけで
「牛」肉(ニュウロウ)と注文すると豚の代わりに牛を使う感じである

日本に来る中国人なら日本人が牛肉を愛する理由は分かると思うが
中国の牛肉は当時はとても固くて料理に適しているとは思えなかった
しかし、日本の牛肉は柔らかいし旨い
品種改良の違いだと思うのだが、道理で
近年和牛の密輸入が頻繁に摘発されていると思ったら
彼らがそこに大きなビジネスチャンスを見出したに違いない

そのころ、中国全土に3個しかないと言われていた「吉野家」を
冷やかしに覗きに行ったが、客は皆無に等しく
店内にいたのは日本人と思しき連中だけだった

とはいえ、王府井(北京の中心街)にあった
牛肉を使っているマクドナルドは
気が狂いそうなほどの行列が出来ていて
ちょっとしたテーマパークの様相を呈していた
やはり「旨い牛肉」は商売になるのだろう
値段は日本より高い、いや
かつて日本でもマクドナルドといえば高級外食だったではないか(笑)

最近、スーパーに羊肉があると気まぐれに購入して
焼いて食べるのであるがやはり煙が部屋に流れると
数日間は匂いが残って臭い。
屋外で焼くならいいが、室内で焼くには向いていないのではないか
羊肉はジンギスカン屋で食べるものだと
最終的にたどり着くのは、日本の住宅事情だと思うのだが
そこに彼らは気づいて述べているのだろうか

中国人が抱く疑問、「日本人はどうして羊肉を食べないのか」=中国メディア
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=97&from=diary&id=5804258
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年10月>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031