本当にそうなのか

知人女性が言うのである

女「最近、顔がたるんできたけど、若い頃はもっと。。。」
僕「もっと、何だったの？」
女「もっと顔つきもシャープで、自分で言うのもなんだけどイケてた」
僕「今でも充分イケてるよ」
女「その言い方が傷つくんですけど」

僕は、もちろん褒めた積りであるし
相手が「傷つく」という理由も分かっている。
だが、そう言及したからと言って責められる覚えはない

僕「見た目が良いだけなら、別に若くて綺麗な子は山ほど居るでしょ。
男の場合も基準は違えど同じよ。
中身とか雰囲気とか色々含めて考えたら『今の自分の方が良い』と
思えるようにしないとね」
女「その言い方はもっとムカつく。あんたは既婚で子供も居るじゃない。
私は未婚で、たぶん子供はもう産めないのよ」

彼女は美人で魅力的だが四十代後半でそれ相応の見た目よりは若く感じる
僕は歳はあまり違わないが見た目はかなり老けている(笑)
２人で並ぶと上司と部下、先輩後輩って感じがするらしいが
同じ業界で２０年以上仕事のやり取りをしてきた仲なので
中身は「同期・御同輩」って感じである。

僕「若い頃に言ったよね。どうしてそんなに結婚を急いだのかって」
女「言ったかもしれないねぇ。」
僕「若いうちにしかできないからって言っただろ。
結婚してからは女遊びや色んな勉強も
きっと思うように出来ないし、使えるお金や時間は制限されるだろう。
だけど、家内との間に子供が欲しかったから早く結婚するに越したことはない
そう言ったら、笑ってバカにしていたのはアンタの方だ」
女「馬鹿になんかしていない」
僕「だけど、仲間内皆でスキー旅行に行こう、と誘って来た時に
休日は家族と過ごすからダメだね、と答えたら
『早くもオッサンみたいなこと言っちゃって』と嘲ったのはアンタ自身だ」
女「そんなこと、言ってない！！」

実は言ったのである。だってその発言で酷く傷ついてショックだった記憶は
今も鮮明である。
どの時代でも節目というものはある。
受験生となる１５歳の年に次の３年間通う学校の場所や雰囲気が決まり
次に１８歳の年に就職するのか進学するのか、はたまた
その後どういう人生を送りたいのか
そのためにはどうしなければならないのか、とか色々決まるのだ
世間の１８歳が滑稽なほど真面目に勉強に勤しむのは
その選択肢の広さを求めて、或いは目指す目標に向けて
努力しているのである
許される環境であれば３０歳まで学生続けても良いだろうし
趣味的な勉強は落ち着いた環境が手に入れば年を重ねた後でも可能である

ただ、子作り子育ての類は
厳然たる事実として「若いうち」にしなければならない
子供に贅沢とは言わぬまでもそこそこの生活をさせるには
甲斐性が無ければならない
そんなことは、誰に言われなくても分かっている事じゃないか

だから、僕は当時交際していた家内に言ったのである
「いずれ結婚するつもりはあるか？」
結婚するつもりは無い、或いは当面は考えられない、というのなら
それはそれで理解できるので尊重したい、但し交際はそこで終わりにしたい
交際数か月の時にそう告げたのである。
「どうして？」
と怪訝な顔をして尋ねるものだから僕は答えたのである。
「そんなダラダラ遊んでいる時間は実は無いのだよ」
言い方は「僕には無いのだよ」という雰囲気で言ったが、本当は
彼女自身にも無い事を示唆して言っていたりする。
当時、僕は２４歳で彼女は２３歳。
そこから２年経たないうちに結婚して、子供をもうける事になったが

今では「その意味」を「家内」はよく理解している。
年を取ってからでは色々と身動きが取り辛いという事を。

冒頭の知人女性に戻るが
もっと若かったら「結婚したかった」とか「子供産んでみたかった」とか
４０台も折り返してから言われても
その当時から言っていた事に耳を貸さなかった彼女が悪い
その代わり、僕は
今でも集まっているらしいスキー旅行仲間には加えてもらってないし(笑)
３階級も上なのに彼女より可処分所得は少ない。
若い頃からロックコンサートや海外旅行に好き放題彼女は行っていたが
僕は値段の高い夏休みに、年に一度の家族旅行をしたら
もう生活に余裕はなくなってしまう

そういう差引を今頃言われても分からんのである。
若いうちにしか出来ない事を彼女も充分やってきて
満喫してるじゃないか
僕なんかはそう思うのである

可哀想に、４０過ぎてから「既婚者にモテる」とも吐露していた
ある意味、モテるのは悪い気はしないだろうが
彼女の不満は増大するだろう
僕「自分で考えて行った選択を、後から変えたいとか言うのは
もう止めにする年齢になったんじゃないか」
女「…。」
とうとう泣いてしまった。

長年友人として付き合ってこれである。
上っ面だけの関係で飲んでいたら
どういう事になるだろうか、とちょっと想像してしまった

「ゲームなんか」の部分が問題なのではなくて
「本当に休日の過ごし方がそれで良いのか？」が
知人の助言なのだとしたら、最上は既に道を外している

但し、最上は芸能人であるし
整形もした上で「勝ち組」に現在は分類されるビジュアルもあるだろうから
一般人の人生観とは違うだろう
ゲーマーたちも色んな境遇の人は居るだろう
仲には共感してる場合では無い人も居るのかもよ。。。
「言われたくない」だけで
　
「ゲームなんてやめて結婚相手探しなよ… 」と言われた最上もがさんの反論が多くの共感呼ぶ
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=85&from=diary&id=5811133