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2019年10月02日00:40

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走塁から見るライオンズの強さ

昨年、パリーグを席巻し、
見事ペナントを制したライオンズ。
今年は「ミラクル元年」よろしく連覇を達成
その実力が本物である事と金満球団にはない魅力が備わっている事を
我々は十二分に確認できたはずである

「獅子おどし打線」とは誰が名付けたか知らないが
言い得て妙、いやミスマッチか
確かにパワー満点の山川が登場して
外崎も躍動しておかわり君や浅村がバカスカ打てば
年俸5億の代打メヒアも十分な威圧感だよなぁ

しかし、ライオンズの強さは強打だけではない

134、132、129、128
これは今年、去年、一昨年、その前のライオンズの盗塁数である。
いずれもリーグトップである
順位は1、1、2、4であるから
盗塁数の推移が順位の推移と無関係ではない
だが、その内容はここ2年は内容が違うのだ
チーム打率は去年の方が良かったが
去年は196本の本塁打で全てを塗り替えたと言って良い
今年は1塁から2塁、2塁から3塁への進み具合が
まるで違ったのだ

開幕当初、3番を任されていた秋山は打率はめちゃめちゃ悪かったが
出塁率は悪くなかったし、何なら得点圏打率は悪くなかった。
だが打率が悪くて、配置転換となった。
進塁打となる辺りは3番の時期も努めて打っていたので
後ろの山川や当初5番を打っていた森には金子や源田を得点圏に
置いた状態で勝負できる
山川も3割打っていたし本塁打もバカスカ打っていた
加えて森も好調を維持
金子も源田も二塁からなら単打で悠々本塁に帰ってこれる。
これが攻撃力の秘訣であった

ところが外崎が怪我を発端とする不振で下位を務めていたため
強さを一段と増した終盤戦とは一味違っていた
開幕時は
金子−源田−秋山−山川−森−外崎−栗山−中村−木村
優勝決定時は
秋山−源田−森−中村−外崎−山川−栗山−木村−金子
である。

道中、メンバーの入れ替えは行ったが基本的にはこのメンバーで
戦い抜いていた
この中で木村だけがあと2打席規定打席に到達しなかったが
8人が規定打席に到達した。
巨人は4人。西武の次に多いのはDeNAの6人である
オリックスに至っては2人だけであった

12−30−3−2−22−1−0−16−41
これが優勝時メンバーの並びでの盗塁数である
これを開幕時に並び直すと
41−30−12−1−3−22−0−2−16
前者の方が主軸でランナーを返すには適していると
何となく感じるのではないだろうか
というのも、出塁率が
.392-324-.413-.359-.353-.372-.333-.353-.324

こうなっている。3番以降でランナーを返すか進める構図が
実に色濃いのである
前にスピードある選手、後ろに進めるか返す選手の構図が。
これが2重3重の並びになっていて、
どの打順からでも攻撃が始められるというものである

浅村が居るともっと分厚い打線になったろう
メヒアが入ると色々スピードも殺されるだろう
そういうバランスが重視されていた打線なのである

走塁とは、前に居るランナーが蓋をするようでは
話にならない
森も山川も盗塁はしないが走塁が良いのは
よく目にした事だろう。彼ら、なんと走るのだ。
スピードに難がある選手はほぼ皆無である
中村も歌って踊れるおデブである

これが今年のライオンズの強さであると
僕は感じるのである
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