サウジ原油問題

サウジの国営石油企業サウジアラムコの施設がドローンによって攻撃された問題。イエメ
ンのフーシ派が犯行声明出しているが、アメリカはイエメンではなくイランによるものだ
という見解を出している。ＣＩＡが確たる情報を握っているらしい

まあアメリカがいうんならほぼ間違いない。ペルシャ湾全域なんてアメリカの衛星によっ
てバッチリ監視されているに決まっているからな。この施設が復旧するのには１か月以上
かかる見通しで、その間海外への石油輸出は大幅に減る見通しだという

つうことで現在原油価格が俄かに上昇している。しかしこれについてトランプ君はそれほ
ど重大な問題とは考えていないようだ。まあそれもそのはずで、現在世界最大の産油国は
アメリカなのである。国内のシェールオイルがバンバン出まくり中東の石油への依存度は
極めて低くなっているからだ

もちろんアメリカ以外の国、特に石油を輸入に頼っている国は大いに困るわけだが、何ご
とも「アメリカ・ファースト」で自国さえ良ければ良し、というトランプ君にしてみれば
そんなの俺には関係ない！というわけだろう

まあそんなわけでアメリカは特に動いたりしないようだ。中東や北朝鮮などに対して最も
強硬派だったボルトン君を解任してしまったくらいで、強い態度に出る可能性は低そう。
なので中東の石油に依存していて困ってしまう国達は自分達でどげんかせんといかん

ヨーロッパとか日本とかチャイナとかどうするかねえ。チャイナは裏ルートでイランから
ガッポリ買いそうだな（笑）。ヨーロッパはロシアから買いそう。日本は？