ミュージカルとしても、また、一人の成功したミュージシャンの伝記映画としても、オーソドックスにまとまっている感じで、日本でも代表曲としてよく知られた「僕の歌は君の歌」の製作過程を観ることができるのも、もともとエルトン・ジョンのファンだった人にとっては嬉しいところだろう。
ただ、エルトン・ジョンを知らない若い世代の人たちからすれば、やや物足りなさを感じるかも知れない。
栄光のミュージシャンにとっては、挫折の時期もあった、というのはよくある話だが、ドラッグ以外、自身がゲイだった、というあたりの描写は難しいところだろうが、事実なら、少し戸惑う感じの描写もやむを得なしか。
まあ、ミュージカル、ドラマとしては及第点で、楽しめるのは間違いない。
★65点
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