大人気カーアクション映画「ワイルド・スピード」シリーズのスピンオフ作品。
シリーズでは脇役のジェイソン・ステイサム演じるショウと、ドゥエイン・ジョンソン演じるホッブスが、世界中を揺るがす大規模テロを企む悪の組織に戦いを挑むというストーリー。
この作品の見どころは3つ。
その1 犬猿の仲のショウとホッブスが暇さえあれば口喧嘩をしているところw
もちろん、華麗なるカーアクションや手に汗握る格闘戦もあるのですが、二人の罵り合いに始終笑いっぱなしでしたw
そんなコメディ作品?ですが、シリーズのテーマである「家族」はキチンと抑えられていて、後半ではホロリとさせられる展開もあり、ストーリーに緩急をつけています。
「家族」を描いた作品で見られるのですが、「お母さん」が、問題が起きた時に騒ぐ男達に「喝」を入れるシーンは、見ているこちらが元気をもらえるようで楽しい^ ^
例えば、「サマーウォーズ」の栄おばあちゃんとか、「天空の城ラピュタ」のドーラとか…。
見どころ その2
イドリス・エルバが演じる、最新技術を体に施している不死身のブリクストン。
弾丸が当たってもクルマとぶつかっても平然としている様は、まさに「ターミネーター」…!
そんな彼が駆るバイクも全自動で自走したりする優れモノ。
よく見ていると、車体が器用にクネクネと変形していて「このバイク、シャーシはどうなってんじゃ?」と思わずにいられない…。
最初は違法なカーレースの映画だったのに、いつのまにか「ワイルド・スピード」がSFになっているのには想定外w
もはや、やりたい放題の様相を呈していて、広げた風呂敷をどう畳むのか?.…、とても気になります。
見どころ その3
クライマックスの「最新のアサルトライフルで武装した敵の組織の兵士」と、「部族に伝わる棍棒や粗野な刀で武装した、主人公の兄弟」の戦いのシーン。
もはや勝ち目が無いと思われる状況の中で、主人公と兄弟達が、子供の頃から勝手知ったる我が家の近辺の「地の利」を活かして作戦を立てるところは、ニヤニヤしながら見てました。
腕力で勝る敵を、主人公が知力を駆使して応戦するところは、見ていて溜飲が下がります。
古いところで「バディ・ムービー」というジャンルがあります。
価値観の違う二人がある日偶然、コンビを組む事になってしまう。
彼らは最初はぶつかり合い反目しあうのですが、、事件を解決する為に奔走して、やがてお互いに歩み寄るという古典的な展開。
ストーリー自体は目新しいものではなく、メル・ギブソン、ダニー,クローバー主演作品「リーサルウェポン」、ニック・ノルティ、エディ・マーフィー主演作品「48時間」を彷彿とさせられます。
そういう「バディ・ムービー」の系譜を継ぐような作品。
面白かったw
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