NRA弱体化。トランプ再選に暗雲も？

今日のワシントン・ポスト紙のニュースレターで興味深い記事を見付けました。極く概略ですが要点をまとめてみました。
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全米ライフル協会（NRA）は幹部の大変動で混乱する中で、財務上の不正という大問題にも見舞われている。
NRAは１５年間に亘り協会のロビー運動を牛耳ってきたChris CoxがWayne LaPiere会長の追い出しを画策していると彼を非難。当のCoxはNYタイムス紙に対してこれを否定した後に辞任してしまった。
彼の唐突な辞任劇はNRAの理事会を大きく動揺させ、政治関係のスタッフたちを激怒させている。Coxは次期会長候補と見られていたからだ。NRAの消息筋によると、自分も追い出されるのかとデスク整理を始めた役員もいる有様だ。

NRAを混乱に陥れて突然辞任してしまったCoxの行動から察するに、トランプ大統領誕生に目ざましい働きをした2016年を含め、何十年もの間アメリカの政界を牛耳ってきたこの銃保持権利に固執する連中は2020年の大統領選では余り影響力を発揮できないと思われる。

１７人の犠牲者を出したフロリダ州パークランドの高校で起きた銃乱射事件を受けて、トランプ大統領は超党派議員たちを呼んで会合を開き、銃所持規制に前向きな姿をみせようとしたが、Coxは翌日ホワイトハウスを訪れた後で、「トランプは銃規制を望んではいない」とツイートした。一方のトランプは「NRAと素晴らしい会合を持った」とツイートいている。