無言歌は続く

　母を鍼治療に連れて行く　待合時間に津本氏の「下天は夢か」文庫2冊目を読了　それに「運命殺人事件」　「田園の憂鬱」も読む　時折眠気が出る　帰宅後加水にミツバチさんの手入れ　暑さ対策が主だ　昨日蜂屋さんが持ってきたミツバチさん　今日は出ていない　巣作りで忙しいのだろう　逃避してはいないと思われる　もうしばらくすればわかる　今日は20年ぶりくらいで医者に行く　市の補助の検診があるのでそれを使う　暑いし　水曜日だし　てっきり空いていると思って出かけたが　とっても混んでいた　お盆休みを見越して皆来ると云ふ　そうか　見通しが甘かった　ちょっと血圧が高いかもしれない　若い女性がたくさんいたのでドキドキした　洋服を着たままの体重で53キロ

　今宵の音楽は　マーラー：交響曲第9番ニ長調
　コロンビア交響楽団
　ブルーノ・ワルター（指揮）

　録音時期：1961年　「マーラーは青春時代に聞くとよく理解できる」
　と書かれた音楽評論家がいたように思うが　誰か忘れた　ネットにジャケがないので似たようなのを載せておく

　この後は　今週はジネット・ヌヴーの特集があるので7時半からはこれを聞く　MDが大活躍だ　2倍速で録音　本当は普通に録音したいが　時間が中途半端であると云ふことと　どこで音楽が切れるかわからんので　二倍速　幾年か前に録音した　「マリア・カラス変奏曲」は今でも時折聞き返すことがある

　久しぶりに冷房の効いた中で二時間くらい過ごしたので　かえって体調が良くなあい　診察が終わって炎天下の中を自転車で　少し気分が良くなる　冷房の中は苦痛だな　昼にサツマイモとパンと残り物を食べていざ柿ばたけへ　暑い　汗が出る出る　だんだん体調が良くなる感じ　夏は暑いんだから　当たり前の生活が体にはいいようだ　帰宅後スイカにお茶を五、六杯　風呂上がり体重計の乗ってみれば　51.1キロ　今日も51キロを切っていたか　午前中も仕事していたら　もう少し減るかな

　芭蕉の句にこんなのがある

　　　暑き日を海に入れたり最上川

　解説はしない　ただ　川と海と落日　とだけ書いておこう

　私の住んでいる街には　水遊びができる場所といふのが昔からない　川はあったが小川はない　深い沼があったが埋め立てられた　いくつか釣りを楽しんだ幼き頃の場所は　今はもうない　学校になったり　市の施設になったり　確かに便利にはなったが　失ってきたものが多すぎて把握できない　私たちはこれからも失い続けなければならない宿命だ　失っても再生できればいいけれど　一度失われたものはもう二度と元に戻せないものばかりだ　人間はいつになればそれに気づくのだろう

　美しい禅の言葉　

　もの思わざるは仏の稽古なり

　気ままに書いているので重複することがあるやもしれないが　気にせず