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2019年07月21日03:24

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久々、花園神社の野外劇は熱かった!

写真は順に
*椿組2018年夏公演「芙蓉咲く路地のサーガ」〜熊野にありし男の物語〜 チラシ
*中上健次「枯木灘」(河出文庫)表紙
*中上健次「岬」(文春文庫)表紙

久しぶりに花園神社で椿組を観劇。
芙蓉咲く路地のサーガ」〜熊野にありし男の物語〜
パワフルで蒸し暑い夜にぴったりの、熱くて濃い作品だった。
今回は『路地』にこだわった小説家の故・中上健次氏の「紀州サーガ」と呼ばれる紀州熊野が舞台の3作品「岬」「枯木灘」「地の果て 至上の時」を中心に描かれた作品。
狭い部落、血の濃さ、息苦しくプライバシーもなく、何もかもがあからさまでしんどい。
そんな中上ワールドに私もかつて完全にハマった頃がある。
あまりにプリミティブ、欲求に忠実で生命力溢れる人間たちの営みの様に、まるで盗み見するような後ろ暗いよろこびを感じて全作品読んでいる。
余談だが、生前の氏が常連だった西新宿にあったバー「火の子」に、氏の没後に私は6年ほどバイトしていたが、そこで私は、酒乱だった生前の氏のご乱行を懐かしく語るばかりか、喧嘩を売られた事を自慢気に語る何人もの文化人に出会った。
中上ファンの私はその度に、自分もその場に居合わせたかったと心底思ったものである。
22日(月)まで。
まだ間に合いますよ!
石村みかさん、薩川朋子さん、千秋楽までお元気で良き舞台をv(´∀`*v)
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