今回、ミクシーニュースで度々掲載されている話題の動物写真として、静岡県三島市で撮影した生き物と共に、東京都青梅市御岳山の四季を紹介します。
見本となる写真(本文とは異なる写真を掲載)
写真左 飼育種のマーラと野生のカルガモ 静岡県三島市楽寿園にて 撮影日2013年9月6日
写真真ん中 青梅市御岳渓谷 撮影日2015年5月2日
写真右 青梅市御岳山 撮影日2017年11月5日 紅葉のロックガーデン
本文には、分かりやすいように外部リンクを掲載しました。お時間があれば是非ご覧になって下さい。
始めの舞台は、静岡県三島市の楽寿園です。東海道新幹線が停車する三島駅のすぐそばにあります。
外部リンク
https://www.city.mishima.shizuoka.jp/rakujyu/
敷地内の小動物園に生息している齧歯目テンジクネズミ科のマーラと野生のカルガモが出会うシーンを撮影しました。見本の写真と比べてください。マーラの顔の位置が異なります。
撮影日2013年9月6日
湧き水の町三島市は、いたるところ清らかな川が流れ、緑を育んでいます。住民達が定期的に川の中に入り、清掃活動をしていました。都市部以上にカルガモは暮らしやすいでしょう。
なおマーラは、野生下では南アメリカ大陸の荒野で生息しています。天敵のピューマ対策として、群れを作り、食事中常に見張り役をおきます。主食はイネ科の植物です。危険が迫れば、すぐに体を起こし、走って逃げるのです。
関東地方では横浜市の金沢動物園でも飼育されています。
以下の写真は、同じ楽寿園で飼育されているアフリカイワダヌキ目ハイラックス科のケープハイラックスです。体調は40cmから55cm、体重は2,5kgから5kg程度です
現存する生き物の中で、ハイラックスに一番近い仲間は、なんと長鼻目ゾウ科のゾウなのです。体重が5kg未満のケープハイラックスに対し、ゾウ科のアフリカゾウの体重は最大7トンに上ります。
両者が近い仲間とはいえ、動物分類学上「目」単位で異なります。恐竜時代末期の白亜紀には、ハイラックスとゾウの祖先は別れました。およそ7000万年の間、それぞれ異なる場所に住み着き、進化を果たしたのです。
3番目に紹介する動物は、三島大社の敷地内で撮影した飼育種のニホンジカです。湧き水に足を突っ込んで、くつろいでいました。
三島大社
http://www.mishimataisha.or.jp/
角がないことから、写真のシカはメスでしょう。
三島市は、街中いたるところから富士の湧き水が流れています。真夏の暑い日中、頻繁に湧き水を飲んで、喉の渇きを潤すことができます。おかげでジュース代が節約できるのです。
新幹線の停車駅として、市をあげて開発事情にも取り組んでいます。一方、湧き水に育まれた緑地を守ろうと、自然保護団体は開発の中止を訴える活動をしています。
今後三島市は経済発展を目指して再開発をするか それとも自然保護活動を続けるか、選択に迫られるでしょう。
次の舞台は、青梅市の御岳山と麓の御岳渓谷です。今回NHKでのテレビ放送を記念して、レポートさせていただきました。
御岳山を取り上げる番組は、毎週月曜日午後7時30分からBSプレミアムで放送されている「日本百名山」です。隣接する大岳山とともに紹介されます。お時間があれば、見ていただけると幸いです。
私自身、御岳山には過去11回登ったことがあります。四季を見つめるべく、2017年には5度もハイキングいたしました。野鳥や花に出会い、秋の夕暮れ時トワイライト夜景を楽しむことができました。
番組のもう一つの舞台青梅市の大岳山は、本格的な登山者向けのコースです。御岳山のロックガーデンから登っていき、大岳山頂を経由して、隣接する奥多摩町の多摩川沿いへ降りていくコースがあります。
番組の公式ホームページです。
https://www4.nhk.or.jp/100yama/
御岳ビジターセンターの公式ホームページ
https://www.ces-net.jp/mitakevc/
地図になります。 御岳登山鉄道のホームページより
https://www.mitaketozan.co.jp/mitakenavi_map
今回番組の放送を記念して、御岳山と麓の御岳渓谷の四季を振り返ります。
木々の葉が落ちる冬から始ります。
撮影日2017年1月29日(日)
ケーブルカー脇の林道で姿を見せたルリビタキ
御岳山の集落内にある御岳山荘にいたニホンリス
集落内のカヤクグリ
ほぼ同じ場所で撮影したホオジロのメス
ロックガーデンへと続く道脇で撮影した風景 雪が残っています。
群れを作って林を飛び回っていたコガラです。
七代の滝
ケーブルカー脇の林道のウソです。
麓の標高400mの滝本駅と標高820cmの御岳山駅とを結ぶケーブルカーです。撮影場所は滝本駅付近になります。
続いてゴールデンウィークの景観です。
2018年4月28日(日)
山頂付近の武蔵御嶽神社の敷地に咲くしだれ桜
渓谷沿いの遊歩道で撮影したキセキレイ
2017年5月4日(木・祝)撮影
天狗岩
天狗岩から下ってすぐのロックガーデンです。ミソサザイの繁殖地になります。
集落内で咲いていたチューリップです。
以下2枚の写真は、2015年5月3日に撮影した麓の御岳渓谷になります。丁度若葉が芽吹いた頃でした。
同じ青梅市内には、東京西部屈指のつつじスポット塩船観音寺があります。
2018年4月28日(日)に撮影した写真をご覧になって下さい。
木々の葉が落ちる冬、新緑のゴールデンウィークの次は、低山植物が育つ夏です。
撮影日は2017年8月6日(日)になります。御岳山は日本屈指の絶滅危惧植物レンゲショウマの群生地です。私が訪れたときには、まだ咲き始めでした。
多摩丘陵地域で例年7月頃に咲き始めるヤマユリです。
レンゲショウマの花
レンゲショウマの花については、外部リンクをご覧になって下さい。
外部リンク 散策・スポット 東京
http://sanpo01.lolipop.jp/sanpo/2011/tokyokinko/sanpo2561.html
冬、春、夏ときて、最後は紅葉の秋です。麓の御岳渓谷の写真から掲載します。
撮影日2014年11月24日(月・祝)
撮影日2018年11月23日(金・祝)玉堂美術館の対岸から撮影した1枚
撮影日2014年11月24日
玉堂美術館の入り口
館内の日本庭園です。
続いて御岳山です。
撮影日2017年11月5日(日)
ロックガーデンの紅葉です。
ロックガーデンから見上げた景色、紅葉している木はコナラです。
撮影日2018年11月23日(金・祝)ケーブルの御岳山頂駅前から撮影したトワイライト夜景です。
16時51分撮影
16時58分撮影
麓の玉堂美術館前のライトアップされたイチョウの木です。
御岳橋から撮影した玉堂美術館前のイチョウのライトアップ
御岳渓谷と御岳山は四季折々装いを変えます。冬場は野鳥観察、ゴールデンウィークは森林浴、夏場は絶滅危惧植物レンゲショウマを観察することができます。
そして秋、麓の御岳渓谷は、色鮮やかな紅葉に染まります。御岳山の方は、真っ赤なモミジは少ないものの、クヌギの木が薄黄色に変色するのです。
私自身御岳渓谷と御岳山が含まれる奥多摩地域には、10数年来通っています。今後も四季を通して、豊かな自然を見つめていく予定です。
番組の方、是非ご覧になって下さい。
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5693201
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