採血 おっぱい

今日、採血をしたのだけれど。
左腕から採血をする際、伸ばした左手の上に若い女看護師が胸、おっぱいを載せる姿勢になるので、気を遣って左手をどけると『あ、すみません』と看護師。
それでももう一度載っかる。
『あ、すみません』と今度は自分で気がつくもどけない。
面倒なのだろうなあ、そんななんやかやは。
まあ、それはわかる。

ただ、心配なのはストーカー気質や勘違い気質の人に『自分の事が好きだからだ』と思われてしまう怖さに鈍感になっているなこの看護師、と思った。
言えなかったけれど。
ぼくだってそう言う勘違いまではしないけれど「あっ、おっぱい、ラッキー」くらいの事は普通に思う。
エスカレーターでJKのパンツが見えても「あっ、パンツ、ラッキー」と百円拾ったくらいの悦びはある。

忙しさは「心」を「亡くす」と書く。
確かにそう。
ぼくにも良くある。

先日、看護師が患者や医師からセクハラを受ける記事があった。
業界としては最悪になるのではないかな、とぼくも思う。
その一端にはこう言った事例からも、少しくらい触っても許してもらえると思わせてしまう状況があるのだと思う。
ある種の壁やプレッシャー、バリヤが失われてしまう程に忙しい状況なのだと言う事もわかるし、そう言った人たちをこちらが気遣える品性を持っていたい事もあるけれど、どうしても、そうではない人の方が多い世の中なので、自己防衛を解かずに居られる様にする事を望む。

ちなみに、ぼくが言えない理由は、簡単に理解してもらえず逆に勘違いや誤解を受ける可能性が高い事、混雑しているので周囲の目がある事、当人が忙しすぎて全く気にしていない事、他。
この看護師の場合、好きでやっている事は無い。
たまにそう言う人も居るけれど、この看護師は違う。

それと、これまでの採血や注射の中で最も痛かった。
多分、針先が貫いた先の血管の壁に当たりガリガリと傷つけているのだと思われる。
これを更にその場で言っても、繰り返しになったり、余計に酷い事に繋がりかねないのでその事も言わなかった。
終わってから1時間程した今も痛い。
とはいえ、ぼくは痛みに鈍感、強いので大した事はないのだけれど。
それだけ忙しくやっていると言う状況を伝える一環で。