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2019年06月04日05:50

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子どもの頃に読んだ本

「一粒の麦がもし地に落ちて死ななければ、それは一つのままです。しかし、もし死ねば、豊かな実を結びます。」 ヨハネの福音書12章24節

私は子どもの頃に、作家三浦綾子氏が書かれた「塩狩峠」を読んでしまって心に深く重いものを感じた記憶があります。今でも鮮明に思い起こせます。この物語は、明治42年2月28日、北海道の旭川から北へ約30Kmの地点にある塩狩峠という所で起こった実話をもとに書かれています。

汽車がちょうどこの峠の頂上に近づいていた時、連結されていた最後尾の客車の連結が外れてしまい、その客車だけがもといた方へ峠を下り始めてしまうのです。それに気づいた結婚を控えていたクリスチャン青年がその客車に備え付けてあるハンドブレーキを操作して客車を止めようと試みるのですが、思うようにブレーキがききません。

このままでいけば、客車が転覆してしまうという時、その青年は自らの体を線路に投げ出し、客車は止まったのです。その青年は命を落としましたが、そのことによって、その客車に乗っていた人たちは、みな助かったのでした。

このような出来事を思う時、イエス・キリストも命をかけて人々を救いました。気づいていないかもしれませんが、現在、世界の人々の置かれている立場は非常に危険な状態です。だが、イエス・キリストは我々のために犠牲になり、我々の命は救われました。そして、実を結び始めているのです。

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