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2019年05月28日05:39

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国会議員の未納は許されるのか

国民年金保険料を納めなかった人は、過去最低になり、空洞化は以前から指摘されていましたが、国会議員が言い訳して払っていないのを聞くとまともに払っている人は嫌になり、ますます空洞化が加速するでしょう。年代別では20歳代の未納率が最も高く、フリーターの増加が未納率の悪化に拍車をかけていることは間違いないでしょう。

何故、保険料を納めないかといえば、国会議員が払わない年金制度に対する不信感であるのも確かです。サラリーマンは、給与から強制的に天引きされているので、国民年金未納のツケは真面目なサラリーマンに回ってくることは明らかです。過去に閣僚は加入義務のある国民年金を未納していました。

国の生命線ともいえる年金改革の最中に、トップクラスが年金不払いとは、断じて、許されるものではありません。その時の3人の閣僚の発言を思い出して欲しい。小泉首相の「単なるミスです。家のものに任せているとこんなこともある。悪意があるわけではないでしょう」に、福田官房長官の「うっかりしていたのだろう。未納だと分かっていれば払っていた」との発言、国民が未納していたとしたらそれで許されるのかな。

政府の執行責任者としての自覚のなさが露呈された発言で、情けなくなる出来事でした。年金に絡む不祥事は我が国を滅ぼしかねない、行く末が決まるといっても過言ではないでしょう。年金制度は政治と密接しており、政治家は自分の身に関する事を正すことができない。国民は怒るべきであり、この怒りを投票に直結させなければ何も変わらないのです。

複雑な年金制度により年金種別の切替するための制度上の問題を放置していたのは国民ではなく、国会議員そのものであり、己の思い込みや勘違いを棚に上げて、制度に非難の焦点を合わせるとは、無能ぶりを免れで、責任逃れの弁解にも価しないでしょう。全ての国会議員は年金納付実績を公表すべきです。

菅直人民主党代表が未納3兄弟とののしり、まだ他にも兄弟がいるといっていましたが、それは自分だったのです。厚生大臣就任の間、未加入であったことに対し、枝野幸男同党政調会長が「国民に理解が得られなければ代表を辞任すべき」と言ったのは素晴らしいことです。しかし、菅さんの勘違いでは済まされないぞ、国民は残念でしょう。

小泉内閣の公的年金保険料未納付閣僚は中川昭一経済産業相、麻生総務相、石破防衛庁長官、谷垣財務相、福田官房長官、茂木沖縄北方相、竹中経済財政金融相という顔ぶれで、社会保険庁の制度の仕組みを批判しているが、社会保険庁からは喪失届が提出されれば2ヵ月後と6ヵ月後に国民年金への加入をお願いする書類が自宅に送られてくるわけです。

住所不定でない限りは届くし年金問題でこれだけもめているのに何も知らなかったのでは済まされない思いやがりもいい加減にしろといいたいところで、結局は小泉首相の発言からしても責任の回避だけだったのです。払いたくとも払えない国民とは違い、年金改革を審議採決する国会議員閣僚が現実に未納であったことは、国民レベルでは許されても国会議員では許されないのではないでしょうか。

福田官房長官と記者のやりとりのなかで「犯罪ですか」と開き直る発言をしていましたが、前科のつく罰則が国民年金法にあるので参考にして頂きたいものです。

第12条  被保険者は、厚生労働省令の定めるところにより、その資格の取得及び喪失並びに種別の変更に関する事項並びに氏名及び住所の変更に関する事項を市町村長に届け出なければならない。

第112条 次の各号のいずれかに該当する者は、6月以下の懲役又は10万円以下の罰金に処する。1.第12条第1項又は第5項の規定に違反して虚偽の届出をした被保険者・・・・

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