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2019年05月26日00:12

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祖母について02

祖母は1日で和服を手縫いで1枚は仕上げることが出来たと、母は語っていた。
母もなんとか近づきたくて頑張ってはみたが、三日はかかったと言っていた。

母が語る祖母については、昔の女は凄いっと思うことばかりである。

祖父は再婚であり、離婚後に先妻に自分の子が出来た事をかなり気にしていた。

昔は法律上にどうのとか、細かいことは義務付けられていなかったようだが、祖父は先妻の娘に何か出来ないかと悩んでいたようだ。

それが、歌舞伎の◯◯の段みたいな出会いにいたるのだが。。。

祖父が、その成長した娘とすれ違った時に、実子の私の母にそっくりで、彼女は俺の娘だと確信したというのだ。そして後を追いかけて、声をかけたのだそうだ。

困ったことがあったら、私の元に来なさい。行儀見習い嫁入り修行なら、ウチでできるからと。。。

それを請け負った祖母がまた凄いのであります。

私の母と分け隔てなく、寝食共にし、つまり我が子のように裁縫から、料理から、行儀見習いまで、教育したというのだ。

母的には、腹違いの姉であって、自分によく似ているが、とても謙虚なその姉妹を◯ちゃんと慕い、彼女が亡くなるまで、生涯連絡を取り合ってはいたようなのだ。

そして、◯ちゃんが亡くなった葬儀に母は参列し、その娘さんから、自分の母親によく似ているので、とても懐かしいと言われたそうなのだ。その写真は手元にあり、姉妹では無いのかと思えるくらいに、私の母に似ているのである。

先妻の娘の教育の段を母から聴いた時に、孫の私は、祖母は凄い!と思った。

先妻の娘をどこに出しても恥ずかしくない、当時の女性に育て上げたのである。

昔の妻は、先妻の子であれ、妾のお子であれ、旦那が認知し責任をもったら、立派に育てあげたのであった。

紛れもなく、主人の子になるのであるからして、5人妾がいようが、その認知された子供らは、主人が資産家であるならば、立派な教育を受けられたのであり、世の中に貢献した人々も多かったのであります。

敷地内にお妾さんとその子を引き取り、家族として待遇していた本妻さんの話は幾多もある。まさに女傑であります。朝ドラの実在の人物、実業家のアサさんもその一人でした。

また生涯責任持つなんて、男も凄い! これぞ、男の中の男である!!!

ひとりの女房にさえ、自分の子供にさえ、思うようにならない人が多い昨今では、考えられないお話でありました。
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