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2019年05月17日05:47

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米国の謀略

アメリカの歴史上の偉人には、ペテン師と詐欺師が星の数ほどいるといいます。「パールハーバー」「ケネディー暗殺事件」このペテンは「謀略」とも呼ばれ、輝くアメリカの栄光の裏面にドス黒く張り付いています。冷戦が崩壊する出来事の中、ブッシュパパ大統領は、戦争を引き起こす為、米国人はもとより世界中を欺くペテンを仕掛けました。

「イラクが占拠するクウェートから脱出してきた」と言う15才の少女が、米国議会で涙ながらに、「イラク兵が病院の保育器にいる赤ん坊を無残に叩き殺し、そして保育器を持ち去った」と訴えたのです。この場面は全米にテレビ中継され、世界中に配信されました。

「イラク」および「サダム・フセイン」は『悪』のイメージ一色に塗りつぶされ、少女の証言を「よくできた芝居である」と見破るほどの冷静さはすでに失われていました。つまり、完璧な情報操作の手の内に陥落していたのです。この芝居で、アメリカを筆頭に、世界中の人々のサダム・フセインに対する怒りは燃え上がりました。

「アメリカ政府がサダム・フセインと相思相愛の仲であったこと」など、もはや問題にする者などどこにもいませんでした。ブッシュ大統領の謀略はものの見事に大成功を収め、「正義」を振りかざす軍事作戦に突入していったのです。80年代に作り上げた「アメリカの心理戦争」のプログラムによれば、こんなペテンは初歩の初歩に過ぎないのです。

以後アメリカは、日常の中にまで「心理戦争」を広げ、「世界で唯一の超大国」として君臨しました。アメリカのマスコミが、ブッシュ大統領が仕組んだ「少女の証言」がまったくのデッチ上げであったことを知るまでには、すべてが手遅れとなりました。少女は、駐米クウェート大使の娘であり、クウェートから脱出してきた者ではなかったのです。

そして病院の職員も「赤ん坊が拉致された事実などない」ことを証言しました。もちろん、保育器は無傷のまま病院に置かれてありました。『ニューヨークの事件』でも、感情と情緒に直接訴えることを特徴とする映像には十分な警戒が必要です。すでに奇妙なことが随分あちこちから顔を覗かせていました。

小さなことですが、「歓喜に沸きあがるパレスチナ人」という映像が、CNNを通じて世界に配信されました。しかし、この映像が「イスラエルの政府高官がカネを払って仕組んだヤラセであった」ことが、イスラエルでも報じられています。

ニューヨーク・タイムズによると、FBIは『ニューヨークの事件』関連で352人を逮捕・拘束したが、中には実行犯とされる人物と面識がある程度の人物はいたが、19人の実行犯を地上で助けた「後方支援部隊=地上班」らしき容疑者は一人も挙げられていないし、ほか新聞にも「米国テロ不思議情報、消えた人物」の記事が掲載されていました。

消えたのはモハメッド・アタ。テロ事件3日後の9月14日、FBIが公表したテロ実行犯19人の中の1人です。ギョロリとした目、濃い眉と太い首の、いかにもおまえがやったのかと思うような人物です。FBIが実行犯を公表した直後、アタの父親であるモハメッド・アワド・アタ(カイロ在住の弁護士)が証言しています。

「私は事件後1日以上たってから息子アタと電話で話をした」と証言しているのです。航空機をハイジャックしてビルに突っ込んだ実行犯なら、事件後に電話で話などできるわけはないです。「息子はイスラエルの諜報機関に殺されたに違いない」と、父アワド・アタ氏は話しています。

また父によると、FBI発表のモハメッド・アタの写真も、狂信的な人物のように修正されているというのです。しかしブッシュは、事件直後からシャカリキになって戦争に突き進んでいました。どんなに重大な事件であろうと、単なるアメリカ国内で発生した刑事事件以上のものではないでしょう。どうして世界を巻き込む戦争に一挙に飛躍するのか。

ブッシュはこの飛躍を埋められないまま、世果中を引き回せると思っていたのです。何の根拠も明らかにされないままに、いかなる確たる証拠も容疑事実の掌握もなしに、戦争ムードだけがかきたてられ、攻撃目標だけは定められてしまったのです。こんな乱暴な狼藉を民主主義というのであろうか。

イスラエル関与情報漏洩以後の情報封鎖によれば、アメリカ軍情報機関から事件にイスラエルが関与しているという情報が漏洩し、米軍はそれ以後の報道を封鎖したというイスラエルの関与を示唆する記事や、世界貿易センタービルの中のオフィスで働いている4000人のイスラエル人が、事件当日休暇をとっていたという記事なども掲載されています。

歴史的な事件が、単なる偶然の重なりで起きていることはまずないでしょう。大きな事件であればあるほど、必ず高度なシナリオの内側でそれらは起きてきました。マスメディアで報じられているような単純な仕掛けでないことだけは確かなのです。

9月11日のニューヨークの事件を見たとき、真っ先に頭に浮かんだことは、「これって、アメリカが世界各地でやってきたことじゃない!」ということです。アメリカ人に知ってもらいたい。世界各地で米軍がやってきたことは、ニューヨークの何千倍何万倍という大規模なものです。

アメリカの市民は、それを実行した米軍を常に歓呼をもって迎え、狂喜乱舞し、その有様をアメリカのメディアは世界中に見せつけてきたのだということを。何の罪もない市民を一挙に葬った広島・長崎への原爆投下の惨状はどうでしょう。日本の高校生から「やられたらやり返せでは、子供の喧嘩と同じじゃないですか」という意見が、報道されていた。

「見えざる相手を、確定された過去の『悪』『敵』のイメージに重ねる修辞を弄することで、自己を永遠の『正義』として聖別し、報復的暴力を正当化することができると思い込む」(朝日新聞)だれもが陥りやすいこの短絡した卑小な発想こそ、絶えず戒められなければならないものでしょう。

だが、戦争であろうが、報復であろうが、それは所詮暴力に対する暴力の上塗りでしかないという、この事実に向き合おうとする人が米国民の2割にも満たないとは悲しい。湾岸戦争でもパレスチナでもコソボでも、常により多く殺傷されたのは市民でした。軍人だけが勝利し、市民は常に犠牲者となりました。これが、軍事を暴力装置として特化させた現代のパラドックスです。

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