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2019年05月08日17:15

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でかい連休といえども

過ぎてしまえば滞りなく終わってしまった。


先週木曜日にBoA3、私GM。カネがらみの話一つとってもかんぱにのテキストはほんとに質がいいのよの巻き。
日曜日にD&D、駄氏GM。108点はなかなか受けねえな!さすがの因縁だ!の巻き。



BoAは
直前回、悪太郎さんのキルヘンさんばなしの流れから、
水神に関係ありそうなかんぱにネタの話に持っていけそうな気がしたんですが
関係ありそうなキャラストあさっているうちに
全然関係ないカネと福祉の話でシナリオが完結しちゃったんで
それをやってしまいます。






幽霊街の銭ゲバ賞金稼ぎルイと
債権回収シスター騎士ジェナの、

背後にいるある男を同一人物と設定しちゃって
お話をまとめちゃおうという流れでやっていきます。
PL二人だったからね。


戦争にかこつけて、負けそうな貴族連中を焚き付けて軍費を貸与させ、そのまま雲隠れした司祭、

という男が過去いた、
というのが多くの事態の発端になっています。


ジェナという娘は、彼の肉親でありながら、その借金の返済ではなく、「帝国に任命された債権回収業務」に就いており、
敗者側についてしまった貴族たちに「債権を帝国が買い取るよ」という交渉をしに行く立場になっているという、政治的に面倒くさいことを行って、しかし積極的に身ぎれいになろうとしています。
事実上、帝国が借金をチャラにしつつ、「はした金でその債権を売れば、帝国に弓引いたことを許してやる」的なスタンスを見せつけてもいる。



このジェナという娘を誘拐しろという命令が一部債権者から出ており、
これを受けたルイが拉致しようと作戦を練り始め、PCにその話を持ち掛けるといった具合。



これに、
かんぱにの比較的自由というかオリジナルなファンタジー設定と違って
そこそこリアルっぽさを楽しめるBoAということもあって、
聖職者が金の貸し借りするなんてのが実際の教義法として許されるのかとか、
じゃあそれで帝国に弓引いたやつが、半ば脅迫を受けた状態でまだ借金全額帰ってくることにこだわろうとするのかとか、
隙間を埋める発想は意外と必要でこれは結構難儀した。



結果として、
この手の政治的な話のときによく敵として出してしまう「闇の指輪の落とし子」、
帝国の広域連絡・密偵員とその精神を支配する宝石群を敵対者として出し、
消えた「司祭」さんをそのまとめ役であったことにしていきます。


結果、裏切った詐欺司祭に財産どころか密偵の証である宝石までカモられ、
身の危険から一度は帝国を裏切りかけたが、失敗したので都合よく返り咲けないかを考えている集団と、
彼らにそれを望む「宝石」のクリーチャーや、
そのあたりの数税を監視するための「神聖騎士」あたりを
悪役として設置し、
彼らからルイさんに依頼を出し。
金を必要とするルイさんの夢はこの一回の仕事で軌道に乗るはずで……


という流れ。


その中で、

ジェナの肉親「司祭」は、得た金の半分ほどを修道院・孤児院といった福祉施設に多量に投資し、
「弱者が立ち直る場所」を沢山つくってから消えたということ、
それを知っっているので借金まみれで消えた肉親を恥じはしないこと、

賞金稼ぎルイさんは、「スラムで生まれ育ったにしては教養が高く、」
「知恵・金のないものがしかたなく身に着ける腕っぷし」を嘆く「先生」から、ものの考え方、貧しくても自分で立つ方法などを教わった、などと言っていること、



等、
だんだんと同じ人物に影響を受けていることが分かり、


この二人が敵対しなければならない現状を作成しているコンフリクトはどこだろう、
というのが問題になってきます。

基本的には、
「債権を自分たちのものにしたまま、何としてでも消えた本人、あるいはジェナに払わせたい」連中。

帝国の、一時その支配から逃れたいという悲願から浅慮軽挙で財産を提供してしまいながら、
今、帝国に帰順するチャンスを欲しがっており、
帝国に、はした金で債券を買われちゃうことを嫌がる引き延ばしをしながら、
金のためなら何でもやるような傭兵を雇いたがる程度にケツに火がついてる連中。


これがなかなか難しかったのですが
まあ、司祭に金を提供してでも強力な支配・拘束から逃れたかった、
「宝石」を持ちたくなどなかった土着の弱小貴族が、
財産と言わずその密偵の証となる「宝石」ごと司祭に託してしまい、
これを取り戻せるかどうかというのが、
つまり復帰の可否にかかっていること、

帝国からすると、債権買いたたこうとしてるというのは、
「代わりはいくらでもいるからね」というメッセージであり、
いわゆる「外様」になったものとの借金関係がこれできれいになってしまったのなら、
ある程度帝国の秘密をしっている元密偵領など、むしろ生かしておく必要がないこと、
消えた「司祭」の代わりにその肉親であるジェナをメッセンジャーとして使うことで、
「代わり」のアピールをしていること……

という、
かなり面倒な構図を作ることになります。

「まだ力があることをアピールしながら復帰できるかどうか」を、一応双方合意のもとに試そうとしている。
表向きは、まだちょっと反目しながら帝国的にはそれを許しますよ、みたいな構図になっている。

この構図が崩れないうちに、この外様貴族たちは
ジェナを捕まえて、司祭を引きずり出すか、あるいは「彼女のもとでもう一度昔と同じ役職に就く」ことを強要するためのナニカ作業をしようというのが目的になりますが、


このために雇った傭兵は、

消えた「司祭」が、身分を隠して世界を回るうちに育てた、
「学がないために人を害する手段を鍛えるしかなかった」貧民の子であり、

教養の多寡で既得権益を守る構図のこの世界を打破する夢を、
司祭から継いでいる女だということまでは、知りません。


彼女は、「学校」を作ろうとしているのだ。
貧民こそが、搾取されずに生きるための、無償の学校を。



ここを上手につくと、クライマックス戦闘が「全部ご破算でも全然かまわない」と思っている
帝国側のジェナに護衛という名目でついてる神聖騎士を相手にする感じになります。


上手につかないと敵に回ったり、
傭兵とチームを組んでるもっと攻撃的な「司祭の生徒」が、司祭の居場所等の秘密を守るために積極的に攻撃してきてこじれたりしちゃう。


oh
すげえ面倒な話になったなびっくりする




その面倒はPLにしっかり超えていただき、
「ジェナを後釜に据える」ための精神支配の道具となるだろう、「取り戻すべき宝石」のありかを突き止めてこれを全部破壊してもらって、
密偵貴族たちはおそらく立場がなくなるんだけど、「司祭」の教え子たちはみな守れそう、という形を作ってもらえました。


もしかしたら裏で糸を引いている殺戮者の可能性を最後までちらつかせながら、
姿を隠しきった「司祭」さんは、
すべての身分を捨てて、だれでもないものとして貧しい子供たちにものを教えながら、
病に倒れて死に瀕しており……というEDでもって、
今わの際のに、最後に皆で出会えるシーンは喜んでもらえてよかった。




日曜D&Dは
施設もりもり大都市での生活と陰謀への挑戦を続けるキャンペーンの続き。

王族へのコネを得たことでこの都市での生活を楽しめているPCたちですが、
その王室がビホルダー教団の手によって腐敗させられつつある陰謀が感じられており、

どうもそれが、目下緊張状態にある「翡翠帝国」の切り崩し工作であること、
ティーフリングのPCが、かつて(何かの)神の名のもとにおいて儀式拷問を受けていたという出自が、
彼らの聖印とヒスイ帝国の紋章が似ているのではというイメージを抱かせること、


というきな臭さが、

現状ですでに上がっている
いくつもあるこの都市での「着手できそうな案件」のうち、
「ティーフリングの連続殺害事件」の解決へのモチベーションになってきます。


こことは別の、ティーフPCの出自である地域(未設定)にしかない毒草が凶器に塗られていること、
毒の生成や利用といった専門的な知識や場合によっては施設が必要な作業に並行して、
連続的かつ種族限定とはいえ無差別広範囲な殺害を数か月にわたって行えていること、

といった要件から、
相当の手練れが小隊単位で長期活動しているか、
相当な人数が尾を出さないように分担した作業をしているか、
どっちかなと思ったんですが


最終的にはどっちもだったのかなという連中と遭遇しました。


とりあえず、そういう連中が活動しそうな場所と時間を絞り、
夜回りあたりから始めるかと持ち場を決めつつ皆で移動しているさなか、

かつて、ティーフPCが虐待されていたころ、
教団の一員ながら、「あなたも人間と変わらないのね」、と言葉をかけてくれた少女が、
すっかりと「教育」されて、この街に潜伏しているのを見つけたために、


彼女を追って夜の貧民住宅街に走りこんでいったところ、

逃げ込まれた先の数ブロックをねぐらにしてそうな人が
ほぼ全員我々を攻撃してくるという事態に。
もちろん、全員協力者というか教団員です。
とたん、路地裏の戦闘が一気に攻城戦に早変わりする展開になります。


なんかするとすぐ壊れるバラックの敷き詰められた網の目のような空間で、
魔術や近接先頭の足止めを食らいつつ、
非常に遠い暗闇からの、強力な狙撃でもって
こちらを確実に削いでいくムーブ。

削ぐ順番は、まず徹底してティーフPCを狙い、
次いでクレリックを確実かつ念入りに倒して、復活を阻止する。
その手の教団だけあって、これを十数人がかりで徹底してきます。


いくつか巻き返す方法はあったとは思いますが、
まず、この徹底した作戦行動を我々は止められなかった!

強力なダメージ毒射撃を、
急所攻撃付きでしっかり中てられた結果出てきた数字が108点!
さほどHPが高くなく、かつそこまでに削られているティーフのウォーロックでは
生死判定も何もありはしません。即死即死!
かつての友よ、これは見事な一撃だよ!

それでも死んでから10ターン以内であればクレリックPCが起こすことはできるかもしれませんが、
行動順番があまりよくなく、
狙われ続けるクレリックは基本的に瀕死。
これで自己回復の手を緩めてウォーロックを起こしたところで、
範囲魔法一発で倒れる人が二人に増えるだけです。
そうなる前に敵を減らすか、
狙撃手を黙らせるしかないのですが、
ファイターはかなりしっかり足止めを食らい、
空飛ぶウィザードはそれ以上の増援を前線に来させない遊撃をしつつ(オーバードブーストしたフロートACみたいな動きだった)、ようやく狙撃手にアプローチをしようというところまで近づいたあたりで
クレリック撃沈。

それどころか、
連中そのクレリックに念入りにとどめを刺し始めます。
まだポーションかけりゃ起きますからね。


これはもちろん教信者の作戦行動としてのロールプレイの側面もあるんでしょうが、
以前別所で見た「とどめを刺すというGMの恩情バランシング」が働いている部分もあり、
敵の多くが戦闘不能者に拘りかかずらっていてくれるおかげで、
戦力比としては付け入るスキが多くなる、というのを体現してもらえておりました。
「死人を守るのは大変きついんだが、勝てる目は消えないように見える」という戦況の作成は
賛否あるのかもしれないけど私はすごいなあととおもった。


なんとか狙撃手以下十数名を全部沈黙させ、
王族のコネ(回数制)でこちらの犠牲者を復活させてもらい……
という結果までは出せましたが、

まあ、

・毒対策をきちんと仕込んでから作戦行動開始しようね

から始まる感想戦だよね!

そういう話は出たんですが、夜回りにしてもまずちょっと手を付けてみるかみたいな
ふわふわっとした感じで作戦を始めるにあたって
うーん、言うなれば「まだガッツリクライマックスじゃないかな」みたいな気のゆるみが(FEARげーじゃないんだから)事前準備の徹底を遅らせていたというのが一番。

そのうえで、
もちろん敵火力、潜伏している人数が不明とはいえ、
1手番目にリソースを温存して様子見ムーブをしてしまったのも痛かった。
敵を1て番だけでも足止めできる要件を何かこさえておくだけで、
即死やとどめ差しに足りる敵の集中を防げたかもしれません。
的の分散もそうですが、ダメージリスク自体の分散を考えるなら、
狙撃手以外のダメージは即死ってことはそうなさそうなので(気絶毒はありましたが)、遊撃は最初から狙撃手対策に動くくらいでもよかったかも。


いろいろありますが、
それでドンピシャ「敵がとどめ差し対人数はやられ、それ以外は全体としては何とか勝てそう」の戦場になってるのやっぱり不思議なバランスだなーと思う。



ということで、捕らえられた、かつて教団にいながら被差別者のPCを「人と変わらない」という言葉を言ってくれた娘は、
しかし今や「教育」された言葉を吐くばかりで、テロリストもいいところですから尋問ののちに極刑は免れなさそうな中、
さて、立場の入れ替わった今どうしてやることができるだろう、というところ。




ちょっと時間が余ったので街の探索。
工業大学での技術のアレコレを見せてもらった末、

そこでもキル毛布(死ぬ)だのパッチンガム(舌がパッチンと飛ぶ)だの
悪名高い発明をする博士が開発にかかわっているという
航空ゴーレムの戦力テスターが募られているという航空実験場へ。

高さ90フィートから滑空しながら爆撃・レーザー砲撃してくるのですが、
旋回半径のおかげで飛び回るコースは大体一定。
ターン毎、ダメージ毎に5フィートずつ下がる形状になっており、
ガンガンやっているうちに地上にも降り立ってくる……


という構造の敵に対し、

・制度のいい長距離射撃
・範囲魔法や必中魔法の連発による高度下げ
・フライで飛んでって背中に取り付いてみようか
・「移動困難地形の空中空間」が作れそうな魔法がある(ハンガーオブハダル)

といった行為で、

・クリティカルヒットや炎攻撃を受けると、爆雷の弾倉が誘爆する
といった弱点が露呈したり、

・背中に取り付かれると高精度の近接攻撃を4回してきたり、
といった特性が明らかになる中、

(これもアーマードコアみたいな戦闘だな。ムラクモの最終兵器戦みたい)
(というか無人機のテスター任務普通にあったよな)


十分に下がった高度に対して、
地面から石壁をはやすことのできる魔法が届く距離になったので、
奴の正面にその石壁を作成したところ
衝突し滑空が不可能になって落下、
と同時に誘爆連鎖を起こして爆発、
という最後。


これバージョンアップ繰り返したりするんだろうか。
もらえたご褒美も、キャラメイクを最初からやり直せる生まれ変わり薬なる不思議なアイテムなど豪華……


キャラメイクを最初からやり直せる!?なんだそれ!?



ちょっとパラメータが貧弱なうちのウォーロックは考えどころだこりゃ。
2本もらって、使うかどうか手控えるほかPCがいるのなら、
これワンちゃん2本とも私が使うまである気もする(一本で大丈夫ならクレリックのHP増やすのに使いたくもあるけれど)。
うーんうーん。
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