小噺0201 日本独自？

高速道路のSAやPAの駐車スペースに行儀良く揃えて置かれているサンダル、以前はよく見かけましたけど最近は目にしません。あのサンダル、スゴく滑稽で笑えたんですけどねぇ。若いニーチャン・ネーチャン、どうやらドキン(土足禁止)を止めたようですな。いいことです。
ドキンの頃はハダシで運転していたのでしょうか？さぞかしペダルを踏みにくかったことでしょう。もしかしたらスリッパだったのかも。どちらにしろ、キチンとペダルを踏めないので道路交通法違反ですよ！正確には「公安委員会遵守事項違反｣で￥6000の罰金(減点無し)なのだ。

ま、日本では家の中で靴を脱ぐのでクルマの中もドキンにしたい気持ちは分かりますけどねぇ。
海外に目を向けると、クルマでは土足ですが家の中では靴を脱ぐ、という人は増えているようです(健康的ですからね)。フランスやイギリスではかなり。
もっともロシアやデンマーク(の一部の人の間では)では昔から家の中で靴を脱ぐのが当たり前だったそうで、日本独自のことではないみたいなんです。

そう言えばシャワートイレもそうですね。お尻を水で洗ってくれるあのアイデアも日本独自のモノではないと思いますよ。
昔ウロウロしていた中近東のトイレにはトイレットペーパーがありませんでした。代わりに小さなシャワー(蛇口に繋がっています。電動ノズルなんてモッテノホカ。だいたい感電しないようにトイレの中にコンセントなんてありません)が付いていて、これでお尻を洗うのです。濡れた肛門は指で水気を拭います。後は乾いたパンツを履くだけ！

なお、古い便器は和式みたいにしゃがむタイプで(キンカクシはありませんが)、小さなシャワーは付いておらず代わりに水差しが置かれています。しゃがむトイレも日本独自のモノではないのですよ。

トイレといえば、世界中どこでも外開きです。中で誰かが倒れていたら、内開きだと開かないオソレがありますもんね。
一方、玄関は内開きです。蝶番が内側に来るので安全ですからね。日本は「安全はタダ｣ですし、脱いだ靴が邪魔ですから外開きですけど(これは独自？)。
日本でもホテルの客室は内開きですね。インターナショナル・スタンダード(靴を脱ぎません)し、廊下を歩いている人にドアが当たらない、というメリットもあるそうです。
飲食店や商店も防犯の観点からは丈夫な内開きのドアが理想(蝶番の位置を考えると)ですが、コンビニのようなガラスの自動ドアが増えているように思いますね。アレ、防犯上はスカスカでは？