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2019年04月25日00:30

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原子力規制委員会がまともな裁定を下しましたね!

■原子力規制委員会がまともな裁定を下しましたね!

原子力発電所の緊急事態に対応する施設を作ることが義務付けられて、5年の期限が切られていましたが、なぜか少し先送りされる法案が通りましたが、平成30年、つまり2019年に設置、完成した施設の原子力規制委員会の機能検証と承認があって、原発の稼働が認められることになっていました。

ところが原子力発電所を運営する電力会社は、5年以上経過したにも関わらず、テロや地震などによる破壊に対して、遠隔操作で臨界に達している原子炉を緊急停止したり、注水して緊急冷却するという、テロ対策の意味合いもあるので、秘匿性の高い緊急対応の施設を完成させていませんでした。

ここまで5年もあったのに、完成期限の延長を求めていたそうです。電力会社は、インフラを独占して、電力供給という国民生活や企業の生産活動を人質に取っているから大丈夫だろう、国がきっとなんとかしてくれるという、傲慢で怠惰な姿勢は相変わらずです。

一時代前の原子力村と言われた甘えた体制の頃に、今だに電力会社の幹部のいかれた脳みそは浸りきっています。ついに原子力委員会は堪忍袋の尾を切りました。3・11の福島の原子力発電所のチャイナシンドロームで、多くの避難者を出して、死者だって出している教訓を生かしたり、フランスの原子力発電所への、自然保護団体のテロ攻撃を想定した、ドローンによるアタックなどもまるで他人事のようです。

日本の原子力発電所は、丸腰のガードマンが守っているのが精一杯です。銃器や爆発物などの武器を持った訓練されたテロリストに襲われたら、防御することもできず、ひとたまりもなく制圧される危険性があります。テロリストは爆弾を背負って自爆する可能性だってあるんですから。

野戦用の防弾チョッキを着用して、サブマシンガンと予備の弾丸を大量に持った警察官か、自衛隊員がテロから原発を守った方がいいんじゃないかな。ソフトターゲットで大量殺人されるのと同じくらい、影響を考えると重要な防衛拠点になるんじゃないかな。あの国のミサイルの標的になったら、どうにもならないけどね。

緊急時に対応するシステムの構築は、安全に安全を重ねる施設の構築で、原発破壊の悲劇を繰り返さないということで決められたことです。その期限を先延ばしの法案が通った時には、やっぱり電力会社の意向が強くて、天下り先の意向を汲む管轄のお役所も、政府も逃げ腰でダメかと思いました。

まったく3・11の教訓を生かさない電力会社の先延ばし要請に、いい加減にしなさいよと立ちはだかったのが、原子力規制委員会でした。いま再稼働している原発も緊急用の管理施設ができて、期限内に承認されなければ、かなりの数の原発が稼働を休止することになるという。節電が課題に上がるでしょう。

稼働するも地獄、引くのも地獄という、最終処分場の行き先の決まらない、未使用や使用済みの核燃料や、廃炉した原子炉そのものの、高濃度の放射能汚染物質を生み出し続ける原子力発電所。電力会社の怠慢としか思えない緊急管理施設の建設の期限延長要請は、政治的介入があって、またもや先延ばしされるのだろうか。注目したい。

日本のインフラを担当する会社の、この無責任さはどこから来ているのだろう。社会的な構造の中にこの甘えの根源があるとしたら、早急に再生エネルギーへの移行を促進するなど、構造改革しないと日本の滅びに通じるような気がしてきました。子供や孫の世代のことを思うと、ものすごい圧力を受けると思うけど、原子力規制委員会の検討を祈ります。

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