名探偵コナンとＢ’ｚ　2002年公開映画の主題歌Ever lastingとその他の主題歌について

最新の劇場版が大ヒットしている名探偵コナンは、初回アニメ放送から23年目を迎えました。アニメ放送以来、毎年映画が公開され、大反響をよんでいます。近年は、喫茶店ポアロでアルバイトをする公安の安室透の登場により、20代以降の女性の心を掴んでいるようです。

　昭和や平成の初期、アニメは子供が楽しむものというイメージがありました。今では、大人でも、アニメの世界に没頭する人が出てきています。

　今回、2002年に公開された映画ベイカー街の亡霊の主題歌Ｂ’ｚのＥverlastingから、主人公の工藤新一とヒロインの毛利蘭の間柄を読み解いていきたいと思います。


　名探偵コナンのストーリーを振り返ると、小学校1年生の主人公江戸川コナンは、少年探偵団として身近な事件を次々に解決しています。体は小さくても、頭脳は大人です。真の姿は、数々の難事件を解決する高校生探偵の工藤新一です。

　記念すべき第1回放送となった「ジェットコースター殺人事件」では、高校2年生の工藤新一の姿で始りました。放送の終盤で、黒尽くめの2人組の男とどこかの会社社長との拳銃取引を目撃して、口封じのために、毒薬を飲まされてしまうのです。意識を失った新一は、骨の収縮により、小学校1年生の姿になってしまいました。
　第2回目の放送以降、小学校1年生の江戸川コナンとして、幼馴染で父親が探偵をしている毛利蘭の家に転がり込むのです。

　江戸川コナンは黒の組織の核心に迫るも、彼らの起こした事件の証拠をつかむことができず、取り逃がしてしまいます。元の体に戻るための薬も手に入れられないままです。小学校1年生のままクラスメートの元太や光彦、あゆみ、同じく薬で小さくなった灰原愛と共に少年探偵の一員として活動するのです。

　毒薬を開発した黒の組織は、今後も秘密を知った人物の口を封じ、警察の目を逃れながら、暗躍し続けるのでしょうか。

　国民的人気アニメとなった名探偵コナンの結末が気になります。

　写真は、コナンと灰原愛です。2018年12月15日（土）放送　心のこもったストラップ（前編）から


　こちらは2019年1月5日（土）放送　1時間スペシャル　紅の修学旅行より


　
　アニメではずせないのは、主題歌です。名探偵コナンの人気上昇に伴い、主題歌を収録したＣＤもヒットを飛ばしてきました。



　初期のコナンの主題歌といえば、小松未歩の「謎」を思い浮かべる方が多いでしょう。

　探偵として事件解決に挑むコナンの姿そのものが、曲名や歌詞に表されています。

　2000年以降は、小松未歩に変わって、解散したＧＡＲＮＥＴ CROWや倉木麻衣が主題歌を担当するようになりました。

　個人的には、ＧＡＲＮＥＴ CROWの「君という光」を聴くと、コナンの名シーンを思い出します。霧が晴れて、日差しが戻ったときの情景を彷彿とさせます。難事件を解き明かし、一仕事を終えた探偵の姿と重ねることもできます。

　2000年11月29日には、名探偵コナンの主題歌を集めたベスト版「THE BEST OF DETECTIVE CONAN 〜名探偵コナン テーマ曲集〜」がリリースされ、ミリオンセラーを記録しました。

　主題歌を聴きながら、アニメのシーンを振り返るファンは多いでしょう。

　日本の音楽史上ＣＤシングルとアルバムをあわせた売上枚数の最高記録となる8000万枚突破したＢ’ｚも名探偵コナンの主題歌に抜擢されています。

　コナンの主題歌の中でEver lastingを聴くと、工藤新一と毛利蘭の姿が浮かび上がってきます。　
　Ｅｖｅｒlastingは、2002年に公開された映画「ベイカー街の亡霊」の主題歌です。ＣＤとしては、同年7月３日にリリースされたアルバム「ＧＲＥＥＮ」に収録されています。

　参考までにリンクです。Ｙｏｕｔｕｂｅになります。
https://search.yahoo.co.jp/video/search;_ylt=A2RinFj7Fr9cigoAOxWHrPN7?p=%EF%BC%A5%EF%BD%96%EF%BD%85%EF%BD%92%EF%BD%8C%EF%BD%81%EF%BD%93%EF%BD%94%EF%BD%89%EF%BD%8E%EF%BD%87%E3%80%80B%27z&aq=-1&oq=&ei=UTF-8


　Ｅｖｅｒｌａｓｔｉｎｇの歌詞を読むと、工藤新一と毛利蘭の関係性が見えてくるのです。

　歌詞ナビというサイトに詳しく記載されています。
https://kashinavi.com/song_view.html?10047

　写真は、衛星放送ＷＯＷＯＷで放送されたＰｌｅｓｕｒｅツアー2018　HINOTORIから　





歌詞の一部を引用します。

　サビの部分です。
「君に出会えた。その時から、一秒ずつがとても大事なんだ。いつまでも途切れぬ思い」

　コナンのストーリーを再度振り返ると、主人公17歳の工藤新一は、薬によって小さくされました。それでも、時には黒の組織から抜け出して、同じく小さくなった科学者灰原愛の力によって、何度か工藤新一の姿に戻ることができるのです。高校2年生に戻り、文化祭にて幼馴染の蘭と再会したこともありました。

　しかし、劇薬の効果は一時的なものにとどまり、体の異変を感じると、すぐにその場から離れ、小学校1年生のコナンに戻らなければなりません。
　愛し合う二人は、限られた時間の中、不器用ながら、思いを打ち明けます。恥ずかしくて、全てを伝えきれないまま、別れの時を迎えます。

　あのジェットコースター殺人事件以来、二人の間には距離感が出来てしまいました。再会する機会が限られているからこそ、一秒の重みが増しているのです。たとえ離れていても、心は一つに繋がっていました。

　次のＢメロの歌詞にも表現されています。

「いくつもの糸　もつれあう中、僕たちは、繋がっている」


　幼馴染の工藤新一と蘭は、ケンカをすることもあります。互いの関係がもつれても、2人の間に通じた糸は決して切れることなく、結び合っているのです。

以下の写真は、2002年のＧＲＥＥＮツアーでＥｖｅｒｌａｓｔｉｎｇを歌う稲葉さんです。



　最後のサビの歌詞になります。

　「君がどこかで見ているんだと、想いながらずっと生きていけるよ。いつまでも途切れぬ思い。どこまでも絶えない想い」

　ヒロインの蘭は、工藤新一が、小さくなった姿でそばにいることに気付いているのかもしれません。

　Ｅｖｅｒｌａｓｔｉｎｇの作詞を手がけたのは、ヴォーカルの稲葉さんです。稲葉さんは、ソロのアーティストとしても、度々名探偵コナンの主題歌を書き下ろしています。

　名探偵コナンもB’ｚも平成時代、それぞれアニメや音楽の分野で大活躍しました。

　次の令和時代にも、人々に影響を与え続けるでしょう。

　
　　

　














コナン『紺青の拳』10日で興収35億を突破！快進撃とまらず
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=14&from=diary&id=5592982