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2019年04月10日22:11

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ビンディングペダルとシューズがないと乗れない!

■ビンディングペダルとシューズがないと乗れない!

ネッツトヨタへの故障したアヴェンシスの搬入の帰りの足として、タイムのVXRSアルチウムとボーラの車輪を座席に載せて、JAFのレッカー車で移動しました。立っていてもフラフラするほどの、ものすごく強い風が断続的に吹いていたのが気になりました。

ネッツトヨタの受付が終わり、JAFのスタッフが駐車スペースにアヴェンシスを止めてくれたので、タイムを取り出して車輪を取り付けて、クレジットカードで生産が終わって、バイクでスタートしました。バイクシューズを持ってくるのを忘れていたので、アディダスのスタンスミスでのペダリングになりました。

まず、シマノのSPD-SLペダルの踏む面を起こすことが大変でした。裏踏みだと滑って危ないし、スタートしたはいいけど足元を見てしばらく走り、右足の先でペダルを返して、左足でペダルを返して、両足を踏み面にやっと乗せてという感じで走りました。

スタンスミスのゴムソールの頼りないこと、ソールの幅が広くて全くペダルに乗っている感がありません。強風が断続的に吹いて煽られます。足元がピタッと収まらない状態でこらえてペダリングしますが、フラフラしています。なんて恐ろしいことをしてしまっているんだろうと思いました。

ペダルが付いているんだから大丈夫だろうと甘く見ていました。ロードのビンディングペダルを取り付けたら、クリートのセットされたバイクシューズは絶対に必要ですね。この組み合わせがなかったらスポーツバイクはライダーとの一体感がなくて、怖くて走れないですね。

こんな、たわいもない体験でビンディングペダルのありがたみがわかりました。クリート付きのバイクシューズは、マヴィックのトライアスロンのカーボンソールのモデルを使っています。カーボンソールのクリートを止めるネジ穴は、5mmくらい前後へ動かせるようになっています。カーボンソールの内側には、チタン合金製のブーメラン型で3つのネジ穴が切られた金具が埋め込まれていて、スライドできる構造になっています。

カーボンソールの前後へ動かせる穴をさらに削って、ストックモデルより5mm後ろへクリートの位置を引けるように改造しています。踏み込んだ足がより安定するための改造です。スネやふくらはぎの筋肉への負担を軽減できます。

クリートの前後位置だけでなく、内外の位置の調整や、足の自然な向きに合わせたクリートの取り付け角度も調整しています。でも僕の脚はちょっと特殊らしく、自然な足の向きにクリートの向きを合わせて固定すると、左脚の膝関節が痛くなってしまいます。

自然な足の向きに合わせてクリートの位置を合わせると、基本的には思ったように足を動かすと、キャッチ&リリースをスムーズに行えるようになります。僕の右脚はややガニ股で、膝がトップチューブからやや離れて通過します。カカトがやや内側に入るようにクリートを設定しています。

左脚の場合も見た目はややガニ股気味ですが、自然な足の向きにクリートの向きを合わせて設定して、実際にペダリングすると膝関節が痛くなります。自然な足の向きとずれるのでキャッチ&リリースが難しくなっても、膝関節の痛くならないように、ややカカトを外になるように、クリートの向きを微調整しています。

クリートの前後位置の調整、内外の調整、取り付け角度の調整は、足踏みするのを見て、自然なしの向きを確認して、クリートの位置を調整するだけでは決まらないこともあるのです。実際に上り坂や平地を走って、負荷がかかった状態を見て、ライダーの感じたことを反映させたり、反対に、感じたこととは反対にクリートの向きを動かさないと、ライダーが感じた違和感が解消されないケースもあります。

延べ人数で4000人くらいの、いろいろなビンディングペダルとクリートの組み合わせのクリート位置の調整をしていますが、基本的なパターンのクリートの位置の調整で、バイクにライダーのパワーを伝えるインターフェスの効率が高まったり、脚の違和感が解消するケースもあります。

でも、時々なのですが、僕自身がそうだったように、自然な足の向きに合わせるだけでは違和感や、膝関節や股関節の痛み、靭帯や筋肉の違和感や疲労の集中や痛みが発生することがあります。クリートの位置だけでなく、ソールの傾き、足の裏の傾きも原因ということがあります。

インソールの効果はアメリカのランニングやトライアスロンの聖地。ボールダーや、足の裏の研究でリードしているドイツで勉強してきたのですが、ボダイアトリストと呼ばれる専門医や、インソールのマイスターが足の裏の問題を診断したり、インソールの処方箋や製造を担当して、医療行為となっています。専門医の処方箋に合わせてインソールは作られています。

ドイツではインソールを製作するマイスターの資格を得るために、2年間で2000枚以上の制作をいろいろなスポーツの現場でトレーニングしたり、医療現場で臨床を重ねて症状への対応を学んでいました。トレーニングしていないフィッターが作った、矯正をかけたオーダーインソールや、8割がたの日本人がガニ股というロジックで開発されたインソールがマッチしていないこともあります。

オーダーメイド、または既製品の入れるだけのインソールをバイクシューズにセットして、足の裏の傾斜やブリッジの高さの矯正が、脚の関節の接触面の位置関係を急に変えてしまい、最初は踏み込む脚が安定したように感じても、痛みや違和感の原因になっていることもあります。足元を見直してみてください。走りが変わる可能性がありますよ。

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