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2019年03月11日10:50

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日本政府はおとぼけ作戦を決め込んでいるな

■日本政府はおとぼけ作戦を決め込んでいるな

あの3月11日から8年目、テレビでは怒りキャラのタレントさんが、マスコミは福島のマイナスイメージの話ばかりほじくり返して風評被害を産んでいるみたいなコメントをしていました。支援したい気持ちは分かるけど、一部を除いて9割が大丈夫になっている。漁業の試験操業の意味も誤解されているという。

試験操業で捕れた魚は食べても問題のない安全基準を満たしているという。そうしてチェックした魚を市場へ流して、どのくらい売れるかの流通段階や消費者の動向も含めての試験操業で、魚の汚染のチェックのための試験操業ではないと言っていました。

チェックされているから野菜も魚も日本一安全なんだと言っていました。それで、なるほどと安心して、福島産とうたわれていて、原子力発電所のメルトダウン前と同じ値段で買ってくれて、気持ちよく食べてくれる人は、日本中や世界中で何人いるのだろうか。

福島を支援するのは良いけど、基準を下回っているから、美味しく食べられるから、健康被害が発生しないと保証できるのだろうか。本当に楽観視して良いのだろうか。本当に安全なんだろうか、政府の発表や東京電力の発表を信じていいのだろうか?。最後に残った1割の状況を忘れちゃいけない。

それで故郷を失っている人もいるし、そこの状況を改善しようと身の危険を感じたり管理しながら頑張ってくれている人もいるんです。日曜日のライドに参加している人で、福島に戻らなければいけないと、電車の時間を気にして早めに帰ったライダーはそういう人の一人です。

そこが、放射線という目に見えなくて、急には感じないことでも、じわじわと進行している可能性があるのだから、最後に残った1割の状況こそ重要なんじゃないだろうか。9割が大丈夫なんだからもう安全なんだという考え方にはなれません。

応援したい気持ちはわかります。9割が大丈夫だからと楽観視するようなことではないと思います。完全に安全に廃炉できるまであと何十年かかるか分かっていないのですから。どうしてこうなってしまったのかの真相を究明して、こうならない教訓を作ることも重要です。みんなで政府や環境省や東京電力のこれからの、壊れた原子力発電所の廃炉の工程や住民への対応を見守って行くことこそ大切です。

東京電力の福島の原子力発電所がメルトダウンして、ロボットはデブリまでは接近しましたけど、8年が経過した現在も壊れた原発の状況はほとんど変わっていません。避難地域は除染されたとして解除され始めていますが、3、11の地震による被害の多かった地域での震災関連死が横ばいになっている中で、福島は唯一、じわじわと増えているそうです。

原因は原子力発電所のメルトダウンでの放射能汚染で強制的な避難による突然の生活環境破壊によるストレスと言われています。少なくとも岩手や秋田は放射線による汚染によるダメージはないわけです。現在係争中で、法律的にはどうかしれませんが、メルトダウンは東電の旧幹部経営者の状況判断ミスで起こった人災と言えるでしょう。

社員によって予想され提案されていた津波対策を却下して、3、11地震の津波に襲われて、正規の電源も地下に設置された予備電源も水没して失われて、冷却システムが停止して水素爆発が起こり、原子炉を覆うカプセルが破壊され、炉心が過熱暴走してメルトダウンを起こして8年が過ぎました。

カプセル破壊で放射能に汚染された粒子が風に乗って拡散する状況を予測をする日本のシステムは、関東地方全域に多くの汚染物質が拡散する、気象状況を反映したコンピュータシステムによる、放射性物質の拡散の予測画像を映し出して、海外向けに配信されて健康被害の危険度が高いことを警告していました。

この予測画像を見た海外の人々から、日本に在住していた外国人に放射性物質の拡散と危険度が知らされて、インド人コミュニティも、中国人コミュニティも、韓国人コミュニティも、経営しているビジネスを休業しますと張り紙を出して放り出し、急遽エアチケットを手に入れて国外へ避難するパニック状態に陥ったのです。

放射能汚染された除染ゴミが袋に入れられて、ビニールシートが被されて、そこここに放置されている避難解消地域があります。中には水害で流されて移動している袋も発見されています。環境庁の見解では、ほとんどが無害に近いもので、資源ごみとして公共工事の泥として転用できる可能性があるそうです。

3年で回収撤去すると表明していた除染のためにできた放射能汚染ゴミ、家の敷地の中や道路に置かれていたり、畑の中に埋めて土がかけられて、一時的な保管が行われているというより、当初の約束は色々な理由を上げて破られて、放射能汚染物質が住居の近くで6年から7年間放置されているというのが現実です。

もちろん政府や環境庁の見解では、近くに置いても人体に無害だそうですから、環境庁や政府官邸に、ほとんどが資源だという除染ゴミを、宅急便や引越し便で送りつけて、東京の公共事業の土盛りの場所で活用してもらったり、最終保管場所が決まるまでの期間、国会議事堂前庭にでも山積みして保管しておいてもらったらどうでしょう。

当初は中間保管場が作られて、放射線汚染ゴミは集められてそこへ一時保管される方針だったそうです。もちろん中間保管場所は福島県内に作られました。最終処分場は福島県外が約束されていました。それは、除染ゴミだけでなく、メルトダウンした福島の原子力発電所の汚染物質も、全国にある原子力発電所でできる汚染物質もです。

ところが除染ゴミの処分方法に新たな方向性が発表されました。除染ゴミは公共事業用の土盛りに使える資源ごみなのだそうです。高速道路などの盛り土に放射能の汚染度の低い泥を選んで基礎部分へ埋め込んで、汚染されていない泥をかけて使おうという案です。除染ゴミの行き先に困っていた国や環境庁にとって、そりゃーいいアイデアだ!と言うことのようです。

汚染された泥の上に汚染されていない泥をかけて、その上に道路を作ってしまえば、構造物の寿命がくるまでは、汚染土壌はその場所へ埋めて保管できることになります。道路を補修して使い続ければ、そこが汚染土壌の永久保管場所になってしまうので、最終処分場は県外に作らなくて済むか、小規模にできるということで、そりゃー素晴らしい、悪徳弁護士的というか詐欺師というか、都合のいいアイデアです。

膨大な除染ゴミの9割は汚染具合の低い埋め立てに使えるという試算があって、環境庁はこのアイデアを具体化して行くそうです。避難解除地区の道路網用の土盛りがたくさん行われることになりそうです。福島の新しい道路が事実上の除染ゴミの最終保管場所にるはずです。地元住民も苦渋の選択で受け入れが決まり始めています。

ついでにメルトダウンした原子力発電所もそのまま埋めて石棺状態にすれば、福島県外へ移送して保管するよりは、平和で安全です。反対意思を表明することが確実な、福島県の県民投票は、例によって官房長官も首相も大臣も、沖縄との場合と同じように無視すればいいわけですから。これこそ首相が表明した「福島はアンダーコントロール」ってことでしょう。

問題を先送りの再稼働も地獄、廃炉も地獄ですが、新規原子力発電所設置や開発などに投資するのなら、再生可能エネルギー政策促進に資金を投じるべきでしょう。それとも、首相のお友達が原発関連にいて再生エネルギーへのシフトは都合が悪いのかもね。でも、マブダチと言っているトランプさんやプーチンさんが、日本の土地を買収して太陽光発電のオーナーになったら、少し首相の方針の風向きが変わるかも。

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