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2019年03月10日04:47

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映画2本

 シネプレックス幕張で観てきた。
 1本目はポイントで、2本目は1200円の割引券で。

●翔んで埼玉
 原作漫画ははるか昔に読んだ気がする。でも、たぶんその頃は埼玉のことは今よりは知らなかったかも。
 で、前情報は殆ど入れずに行った映画だが、もう素晴らしいバカ映画だった。ノンストップで最初から最後までバカバカしくも大まじめに突っ走る。しかも、みんなして気合いの入った演技だから観ている側は本当に笑ってしまう(男塾とか、あの手の笑いだ)。埼玉県人はもとより、千葉県人もかなり楽しめるつくりになっている。まさに我々のために作られた映画という感じ。たまらん。神奈川県人はちょっと疎外感を憶えるのではないか。竹中直人はチラッと出るだけで存在感あるけども(しかもちゃんと神奈川出身だし)。そして群馬の扱いようもひどい。私は群馬もルーツのひとつなので、これまたたまらん感じであった。赤城山が出てきて、もう……。
 とまあ、極端極まりない東京・関東のその他の地域のネタが連発し、途切れることないままに大仰なキャストの演技に笑い続け(二階堂ふみは天才だな)られて、大いに楽しんだ。
 また、原作マンガを元にしたストーリーはラジオで「都市伝説」と称され、架空のものとなっていて、現実の埼玉県人の家族が東京へ向かう車中で聞いているラジオ──という体裁をとっているのだが、この構成が実に秀逸。ストーリーのバカバカしさに、いちいち車中の娘が突っこんだり、車中で埼玉県人の夫と千葉県人の妻が大ケンカを始めるのまでがバカで面白い。
 京本政樹とジャガーがライバル関係なのも笑った。京本政樹の埼玉デュークに対抗できるエンペラー千葉(この名前自体がブラックエンペラーをふまえたギャグだよね)の役をこなせるのはジャガーしかいないよなあ。
 千葉県側の笑いどころと、埼玉県側の笑いどころとあるとは思うが、まあ関東人ならだいたいどっちもわかるんではなかろうか。
 常磐線の路線図が出るだけで、しばらく笑っていられる。
 どこかで観た空気感……と思っていたら、テルマエ・ロマエの監督だったのか〜とあとで知って納得した。
 そして、ラストの都市伝説と現実パートがどう絡んでくるかの辺りも、笑った。
 でも、笑いながらも埼玉と千葉の争いの辺りなんか、けっこう泣きそうになったよ。
 うんうん……なんか、そうだよね……って。
 これまた、この辺に住んでる人たちだけの感覚かもしれない。
 ラストであの歌が流れるのも良かった。
 バカ映画大好きさ。

●スパイダーマン:スパイダーバース
 私は小学校の頃に邦訳のアメコミを読んでからずっと、スパイダーマンが大好きだ。
 だから、ピーター・パーカーが死んじゃうなんて、辛すぎてちょっとやだな──とか思っていたけれど、そんなことは余計な心配だった。
 この映画、すごいいいよ。たまらないよ。スパイダーマン好きは泣けてくるよ。「スパイダーマンはひとりじゃ無かった!」って思える映画だよ。
 スパイダーマン好きへの配慮(ってわけではないんだろうけど、私はそう感じてしまうのだ)もすごくて、「ああ。この世界も可能性のひとつということなのね」と、いつものスパイダーマンのピーターが死んじゃったんじゃない、と思わせる工夫が随所にある。ドクターオクトパスとか、メイ叔母さんとか、そういうことだと思ったんだけどちがうのかなあ……。
 アニメーションの感じも素敵だった。文字通りの「マンガ映画」が実現した──って感じというか。
 私が一番泣いちゃったのは、グゥエンが出てきたときかな。
 そうか……グゥエンがそうなる世界もあるんだなあ……って。

 まあこれも「スパイダーマンってなに?」って人に無理に勧める映画ではないが、スパイダーマンの映画をどれかひとつでも観ている人には絶対にお薦めだよ。
 そうでない人だって、楽しめないわけじゃないし。
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