かつての米ソ宇宙開発競争の最中、ジェミニ計画やアポロ計画が一般の人々でも大きな関心を集めていたもので、この時代を知る人からすれば、多少は懐かしさも含めて、改めて月へ人を送り込む計画の過程を振り返ることが出来るが、一人の宇宙飛行士の人間ドラマとして観れば、少し描き方が物足りない感じで、むしろ当時の冷戦時代の背景や、これ以後のアポロ計画に対する批判などの時代の流れを描いた方が、より重厚なドラマになっていたかもしれない。
サターンロケットや月着陸の瞬間などはリアルに再現されていて、これだけでも見応えはあるのは間違いないが。
★58点
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