絵になる人は絵になるし
、次々と若々しい人は出るし
、モテない君はいつまでたってもモテないまんま(苦笑)
まぁ、モテない君なのはしゃぁないわな…(^^;)
というわけで、”節分の前日”、2月2日は久しぶりに箱同士のはしご。”昼の部”の如月愛里さん、kaho*さん(それに、向江陽子さん)に続いて、”夜の部”は、千葉のこの箱です。
Sound Stream Sakura。ここのところ、平均すると年1行っているかどうかというご無沙汰具合なのですが、このようなかなり貴重な、しかしこの箱らしい対バンということで、急きょ参戦してきました
。
画竜点睛…
事物全体を引き立たせる最後の仕上げ、あるいは事物の最も大事なところのこと
この日の4組の演者さん、それぞれに”このひとがいるからこそ引き立つ部分”をお持ちです。そして、画竜点睛の4文字のなかで、それぞれにはまりどころがある感があります
。普段、当日記ではご出演順にそれぞれの演者さんのことを書いていきますが、本稿は、お題の字の順番で行ってみようと思います。
【画】ゆうなみさん(順番は3番手)
なにはともあれ、何年たっても絵になる、きれいで上品なお方…であります
。この日全体がきれいなステージに感じられましたが、それは、このひとゆうなみさんのせいかしらん^^。前回はというともう2年半以上は経っていまして、随分とご無沙汰してしまっておりました…
(2016年5月21日@佐倉草ぶえの丘)
https://ameblo.jp/maruyui-otonikki/entry-12163807683.html
ピアノサポートを付けた2人編成でのステージは、少し先取りした春を感じさせるものだった気がします
。
”はじまりの春”らしく、できて間もない「記憶」からスタートし、地元佐倉市の印旛沼がモチーフの「桜の季節」と続きます。
以前からそうだったような感がありますが、この日のようなソロの時も、一時期組まれていたユニット「ゆうなみとうささき」のときも、ゆったりと鷹揚なステージングが一大特徴なこのひと、ゆうなみさん。カバー曲もはさみながら、オリジナルとしてはさらに「かすみ草」「Birth」「思いはつながって」のように披露。持ち時間40分と長めのステージでは、それぞれの曲ができた背景も、しっかりと語られていきます。
ライブ活動、つまりは唄い手さんとしてのはじまりに至る際に、ご家庭の事情があったり、その過程をベースにした曲があったり、そして支えてくれるひとが増えていったり…。みための雰囲気よりもずっとずっと、ゆうなみさんご自身の身近なところから生まれた唄が多いみたい。「画」になる上品さは、こんなところからきているのかもしれません
。
【竜】Tecimercoさん(順番は2番手)
当日記では初登場
となる、4人編成のバンド。キーボード&ヴォーカル、サックス(時々フルート)、ホルン、ドラムという構成。
「クラシックな楽器で、ロックの雰囲気を」という基本路線だそうですが、3曲目までは、ほぼMCはなく、ひたすら曲が続いていきます。ヴォーカルがいると書きましたが、実際には”声という楽器”が加わっている感じ。歳がバレそうな気がしますが、奏でる曲は、姫神などと似た雰囲気があります
。
最初のMCで、やはり”声も楽器”ととらえ、アイリッシュミュージックの影響も受けているとのコメントがなされ、なるほどという思いを強くします。その後も、もう2曲くらいは、入りの雰囲気と似た感じの曲が続きます。
しかし、〆の2曲は、それまでとは少し雰囲気が変わって、幾分”いまふう”に。あくまでもロックな雰囲気を出すバンドという立ち位置を意識した感覚になりました。前半部分を聴いた感じでは、そののびやかさに「睛」の空気を感じましたが、全体を通した自由な感覚に、筆者は「竜」のポジションをあてがうことにしました。キーボード&ヴォーカルさんのつけまつげがかなり目立っていましたしね^^。
【点】河野唯さん(順番はトップバッター)
当日記では2度目の登場。前回はというと、およそ1年半前のこちらです。
(2017年8月25日@原宿)
https://ameblo.jp/maruyui-otonikki/entry-12307170055.html
トップバッターでのソロステージであり、”ここから始まる”という役回り。まさに「点」から始まる感じですね
。いや、この4字熟語の本来の意味をもう少し入れ込むならば、若いひとの感覚という「点」を加えて引き立った日、となるでしょうか。
”はじまり”と表現したように、まずはMCなしで3曲一気に演奏。場内をここからあたためる!という意気込みがよく感じられた序盤。
その後、ところどころにMCをはさみながら、さらに5曲。この日の演者さんの中では最年少な方のはずですが、決して饒舌ではないMCに、このひとの信念のようなものがちゃんと一本通っている感じ。タイトルもずばり「小さいころのうた」から、唄い手さんに憧れた昔のことから始まり、この箱、Sound Stream Sakuraに出演されるようになってからの様々な出会いやお別れを、うたの題材にも取り上げ、その中での心境の変化も、うたと語りできれいにまとめていきます。決して饒舌なわけではありませんし、盛り上げ系の曲は少ない方ですが、「ベテラン陣の中でもまれる」というブッキングが大いに特色の、この箱をホームにする演者さんならではの強さが出るステージなのでした
。
【睛】SeanNorthさん(順番は4番手のトリ)
一応、当日記では3回目のご登場となる、千葉北高校の同窓生という4人編成のバンドさん。ヴォーカルのLumiさんに、パーカッション、ギター、それにヴァイオリン&マンドリンというメンバー。
ただし、”一応”としたのは、何しろ前回が8年以上は前の話…。この回、Utaco.さん(当時は詩-uta-名義)とのツーマンだったのですが、台風という自然の猛威の前に、SeanNorthさんの本割部分には間に合わなかった…と記されています。
(2010年10月30日@志津)
https://open.mixi.jp/user/1875020/diary/1612877893
その前に一度観たことはありますが、こんな感じですから、もう10年近くは前になります…
(2009年8月29日@志津)
https://open.mixi.jp/user/1875020/diary/1269211468
で、筆者もこのように久しぶりなのですが、SeanNorthさん自体も、この箱、Sound Stream Sakuraでのステージは、上の2010年10月以来とのことらしく…。ステージ途中でそうだったと聞いた時は、一瞬こちらもびっくり
。
この8年以上ものあいだも、あちこちでご活躍されているはずですが、この日のセットは、その2010年ころの主力曲が、結構な割合で入っておりました。あまりにも偶然な”なつかしさ”に包まれた、そんなステージだったと筆者は感じました
。ベテランさんとあれば、トリを飾る役目は、最後の”睛”、つまり”ひとみ”をきれいにつけていく部分になりますが、しっかりとした眼をもって登っていく竜になる…そういった例えがぴったりだった気がします
。
なつかしさと新しさ、ベテランさんとわかいひと、バンドにソロアクト、(この日はヴォーカルは全て女子でしたが)男女混合当たり前、…。この箱ならではと思える組み合わせを久しぶりに観ると、この日のお題を「画竜点睛」、つまり、どの組も”最後に引き立たせるためになくてはならないもの”というみたてにした…少なくとも筆者はそう感じたのですが、それが改めて思い起こされるような夜。終わった後の雰囲気も、都内や横浜などのそれとはちょこっと違う、おおらかなところが見え隠れしていたような。
演者さんはもちろんですが、この場所の雰囲気に久しぶりに触れて、少しほっとしたものを感じる夜でありました。ありがとうございましたぁ
。
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