アイドルグループ「ラスト・アイドル」主演の、学園青春アイドルホラー映画作品。
原作コミックは知らなかったし、読んでいません。
和製ゾンビ映画には、最初から期待してません。
以上の事をあらかじめお含みおきください。
作品冒頭の、ごく普通の学園生活を描くところがやや冗長。
若手新人女優主演の学園青春モノでも、同様のシチュエーションがありますが、描き方が凡庸で飽きてくる。
見ていて「これ、あと何分続くの?」と、次第に眉間に皺がよってくるというか…。
和製ゾンビ映画に共通する事ですが、「顔を適当に汚して、ウーウー唸りながらヨタヨタ歩く」ゾンビはやめてください。
古いところでは古典的傑作ジョージ・A・ロメロ監督作品「ゾンビ」や、新しいところならアメリカのテレビドラマ「ウォーキング・デッド」のように、血しぶきドバドバ!飛び出る内臓!食いちぎられる肉片!…、のような過激な演出まで期待しませんが、もうちょっと工夫が欲しいんですよね。いかにも手抜きしている感があり、本気で作っていると思えない。
主演が演技未経験のアイドルなら、脇役はベテラン俳優で固めるべき。フォローする人がいないんです…。
苦言を申し上げるならいくらでもできます。
しかし、ラストまでついつい見入ってしまったんですよね。
見ていて飽きてきそうな、ゆるい感じの学園生活が、ゾンビの襲撃で崩壊しそうになるたびに「誰も死んで欲しくない。このまま続いて欲しい」と思ったり、学園祭などのイベントのエピソードに思わず頬が緩んだり涙腺が緩んだり…。
ゾンビに脅かされる環境での、穏やかな日常生活が魅力的に描かれていたところが良かった。
面白かったw
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