戸籍上の関係がなく、実際一緒に暮らした事もなく35年程会う事もなかった血縁上の父の遺骨を、突然引き取って欲しいと言われる事を、今の内から冷静に考えておいてもちょっと引き取れないよね。
申し訳ないけれど、まともに家庭を持たせてもらう事が出来、その嫁さんや娘たちに話す事もなく、そう言う日が来る事もあるだろうと、30年以上前から想像出来ていた事。
それでも心情的にも難しい。
他人の家庭の場合、引き取ってあげればいいのに、と安易に思いさえしてしまう。
けれども、ふと思い返せば自分もそうなる可能性がある事を思い出し、今もこの記事を読んで思い出した。
血縁上の父の事を。
そうでなければ、全く思い出さなくなっている事に気がつきもした。
あれだけ執着していた(気もする)けれど、今ではむしろ考えたり思い出したりする方が面倒だ。
人として最期の事で仕方ないから火葬の費用は出す、けれども引き取ってはあげられない。
一緒に居ようとは思えないよね、捨てられた相手の死後を拾う寛容さについても思うところあるけれど、それってもし生前に孤独に生きている事を知り困っていたら引き取るのかな?
いやあ、申し訳ないけれど、ひとりで、自分でどうにかしてもらうしかないよね。
生きていても死んでも同じ事。
恨んでいるからではない、むしろなんとも思っていないからだ。
正直全然知らない人だ。
悲しみも痛みもない。
何処か遠い人の、関わりのない人の死と一緒。
それは引き取らないよ。
色々とはそんなものだと思う。
■<孤独死>葬儀現場の悲痛 遺族が遺骨の受け取り拒否「あとはやっといて」
(週刊女性PRIME - 01月12日 21:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=235&from=diary&id=5454622
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