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2019年01月03日13:09

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映画日誌「それだけが、僕の世界」

 日本でも既におなじみとなった韓国の名優、 イ・ビョンホン の演技はさすがと言った感じだが、他にも暗い過去を背負った母親、自閉症の弟、事故をきっかけに音楽を止めていたかつての女性名ピアニストなど、それぞれのキャラクターも存在感があり、人間愛、家族のつながりなどがしみじみと伝わってくる、韓国ドラマらしい人情ドラマ。
 少し人間の描き方が類型的なところも韓国ドラマらしいところだが、それがまた素朴な味わいでもあり、韓国ドラマファンでなくても、クライマックスで弟が素晴らしいピアノの演奏を聞かせてくれるところは感動的なのは間違いない。
 暗い映画ではあるのだが、その中で交錯する人物像はまた、暗さの中で光るもので、陰鬱な中に僅かばかりともる光明は、観る者に対しても人生への希望を与えるもの、というのは少し大げさな評価かな?(笑)
★65点
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