■貴ノ岩が引退の意向 暴行で引責か
(朝日新聞デジタル - 12月07日 09:50)
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大相撲の東前頭六枚目(十一月場所の番付)貴ノ岩が現役引退の意向ですか。一言で言えば「暴行の責任を取った」で十分説明がつくと思いますが、言わば自身を守るために協会から身を退いた元の師匠を裏切り、かつ“泥を塗った”ような事態を引き起こしたとなれば、このままあぐらをかいて力士を続けることは最早無理、つまりは“崖っぷちに追い込まれた”と言うこととなるのでしょうかね。
付け人の顔を平手と拳で4、5発殴ったことを認めていて、理由については「忘れ物をした言い訳をしたから」とのことですが、昨年の10月に第70代横綱日馬富士(後に引退)から暴行を受け、その治療のために二場所休場、特例的に西十両十二枚目に留まった三月場所で土俵に戻って七月場所で十両優勝(13勝2敗)して九月場所で帰り入幕して10番勝って、貴乃花部屋の閉鎖で千賀ノ浦部屋に移って来て環境が新しくなった矢先に、しかも暴行事件の被害者であり、かつ、自身を守るために師匠だった第65代横綱貴乃花が協会主流派と“戦った”末に協会と袂を分かつ決断をして退職したにも関わらずと言う中での暴行事件であり、さらに、協会がこの事件を契機に再発防止に関する第三者委員会を立ち上げ、最終報告を受けて先の十一月場所の前に「いかなる目的の暴力も許さない」などとする暴力決別宣言を発表していた中での事件であり、暴行の被害者だった貴ノ岩ゆえ、自制心(協会の広報部長である芝田山親方(第62代横綱大乃國)曰く、「指導をすべき関取としての自覚」)が働いて当然だったはずと言えるでしょう。
旧貴乃花部屋から千賀ノ浦部屋に環境が変わった中で、自身は勝ち越しに至らなかったことなど様々なフラストレーションもあったかも知れませんが、事件発覚後、「あいつならやりかねない」「常習者だ」と言った噂も多く聞かれたところであり、そのあたりは「被害者だから」などとの見方をすることの意味などないと考えるべきなのかも知れませんね。
協会としては、貴ノ岩には解雇を含む厳しい処分が下されると観測されていましたが、そうなることが明確になったと考えた上で、処分が科される前に自身から引退を言い出すことにしたのでしょう。
それゆえ、「処分逃れ」との見方も大きくあるようで、元師匠たる65代を結果的に協会から追い出したことにもなり、「事件の被害者」として貴ノ岩に温かな眼を向けていた大相撲ファン、そして65代と(旧)貴乃花部屋のファンを裏切ったことにもなり、最早協会、大相撲界にはその“居場所”は無くなったのではと思います。このタイミングなので、来場所の番付に名前が残る(あるいは、番付に空白が生ずる)ことになるようですが、あれだけ協会との対立感情を剥き出しにしてまで自身を守ってきた65代に対し、貴ノ岩は何を思いながら謝罪の念を示すのでしょうかね……。
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