褪せぬ感性

感性は傷みやすく慣れやすい
素敵な言葉に素敵な景色
爽やかな風に高い空
彩る雲の形の淡さと面白さ

浮き立つ心も薄れ行き
慣れて霞んで心に届き辛くなり
感性が慣れっこに飽きて
目を背けて感心を消す

四季のすごさは感性を
一年一年洗い心を新たにし
恋の凄さは新たな恋心が
知らず知らずにまた芽生え

生きるという事
暮らすという事
恋するという事
愛するという事

楽しむ事や愉しむ事
喜ぶ事や悦ぶ事
飽き性で気まぐれ
鈍感で懲りない事に救われ

生きるよろこびがしみる
幸せの瞬間と日々の楽しみの
彩りは人生を色どり
新鮮な力と勇気を汲み上げる