舞台は近未来のロサンジェルス。
「レプリカント」と呼ばれる人造人間が、殺人を犯して逃亡する事件が発生した。
犯人逮捕に手を焼いた警察は、引退を宣言した腕利きの特別捜査官デッカード(ハリソン・フォード)に捜索を依頼する。
渋々依頼を請け負ったデッカードだったが、捜査を進めて行くうちに、レプリカントを製造しているタイレル社と、彼自身に関わる秘密を知ることになる…。
原作はフィリップ・K・ディックのSF小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」。
ディックと言えば、
アーノルド・シュワルツェネッガー主演「トータル・リコール」…後にコリン・ファレルが主演したリメイク版が製作される
トム・クルーズ主演「マイノリティ・リポート」
がありました。
「ブレラン」、「トータル」の原作小説は読んでいますが、「原作小説を映画化」したのではなく、「原案」にしたと言った方が適切ですね。
「哲学書」を読んだ事がありますか?
「デカンショ、デカンショで半年暮らす」
狸の一回り上の人なら、このワードで少なくとも三人の哲学者の名前を思い出して答えられるはず…?
閑話休題。
フィリップ・K・ディックは元々、哲学を専攻していて、作品にも哲学的な影響が伺われます。
一読した人は難解故に、何度も読み返してみたことがあるでしょうね。
彼の作品は、SFの皮を被った哲学書。
もし、あなたが生物学や物理学などの科学的な知識に精通しているとします。
そこで質問です。
「人はなぜ、死ななければならないのか?」
答えられますか?
この作品を見た理由は二つあります。
昨日、休みを兼ねて「50歳からの定期検診」を地元の総合病院で健康診断を受けたんですが、最初は「まぁ、30分くらいかな?」と思っていたら、結果的には3時間拘束されました。
「さっさと終わらせて、午後から映画館へ行こう!」と、午前8時に意気揚々と病院に行ったら、待たされるのなんの…、診察が終わったのは午前11時。
診察時間は実質30分、待合室で待たされること、恐らく2時間30分…。
映画ファンとしては、「今から見に行きたい作品」を検索して駆けつけるべきところですが、前日から御飯を抜いていたので考えていたのは「今から食べたいのは何?」
ふと、頭の中に過ぎったのは「うどん」…w
あの名セリフ「二つで充分ですよ!」が、頭からついて離れない…w
もう一つの理由は、この作品の舞台が「2019年11月」であるところ。
2019年と言えば、今を生きている人には「来年」です。
面白かったw
ログインしてコメントを確認・投稿する