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2018年11月16日12:53

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新千歳(その六)ウゴウゴルーガの時代

まだまだ「新千歳国際アニメーション映画祭」は続く。

11月4日(日)夜。
夕食後、「長編コンペティション」の『This Magnificent Cake!』を観た。
これは・・・素晴らしい! アニメとして、芸術作品として。素晴らしすぎて最終日にもう一回観た。(感想は後日)。
上映後に監督御本人のメイキング・トークがあって、ぜひとも聴きたかったのだが、裏番組が「ウゴウゴルーガ」のトークイベントだったww
涙を呑んで関係者で満員のホールを「すみません!すみません!」とかき分け、トークイベント会場に向かう。

〇福原伸治「ウゴウゴルーガの時代」一時間ほどのトーク。
1992年から始まった「ウゴウゴルーガ」が作られた意味(業界に与えた影響)など、映像を紹介しながら当時のディレクター(?)の福原氏が語る。
親子三人、リアルタイムで見ていたので懐かしかった。しかしイベント会場はウゴウゴを伝説レベルで聞いてたような世代の人も多かった。
福原氏の話によると、バーチャルな背景をライブで取り入れたのは「ウゴウゴルーガ」が初めてだったようだ。
当時はTVの規制も緩かったので、やったもん勝ちのライブで様々な実験が出来たそうな。皇居の外周路を(無許可で)ミカン星人コスチュームで走ったとか、板橋美術館とのデジタルお絵かき中継やったとか。私は全部しっかり見ていた。
しかし観ていた側としては、バーチャルを新しいと感じるより、「あにき」や「プリプリ博士」などのキャラや歌が面白かった。
失敗談は、「共産党という悪の組織が・・・」と言って共産党から抗議が来たとか、「金丸辞めろ!」と言って自民党からお叱りを受けたとか、始末書をいっぱい書いたとかwww 
楽しいトークだった。
「ウゴウゴルーガ」公式サイトはこちら。http://www.ugougo.cc/


さて、11月5日(月)は映画祭の最終日。
さすがに列に並ぶの疲れてきた。来年は必ず椅子を頼む!

昼、「ミュージックアニメーション・コンペティション」を観る。
12作品が上映された。面白いものもあるが、わざわざ音楽が効果的か?もしくは音楽を引き立てているか?と訊かれると、そうでもなかった。どんな音や曲が付いてもOKな作品多し。
また歌詞の日本語訳も全ての作品に付いてなかったので、投票するにしても歌詞とアニメが合っているかどうかも分からない。
「インターナショナルコンペティション4」で上映された『秋アニトニオ・ヴィバルディ「四季」より』のほうが、よほど音楽とマッチしていた。なんでミュージックのコンペティションに分類されなかったのか?

〇『水曜日のカンパネラ。見ざる言わざる聞かざる』(2018/ぬQ)−−−日本。2分。
まさに「みんなのうた」状態の楽しいアニメ。もちろん歌とピッタリだ。


〇『秋アニトニオ・ヴィバルディ「四季」より』(2017/和田淳)−−−日本。11分。
オーケストラ演奏の「四季」にピッタリなアニメ。
キモカワイイな絵柄で、収穫祭なのか食べ放題の人間や、人間に狩られる動物たちが描かれる。
小動物が殺されるシーンで終わるので、「なんか社会批判?」と後味良くないが、まあ分かりやすい作品。


新千歳、本当に盛沢山すぎて見きれない。
いよいよ最後の最後は大傑作『This Magnificent Cake!』の紹介だ!(続く!)
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