前回、特別なミニクーパーのことを書きました。文献をひっくり返して調べているうちに若い頃に乗っていたミニ(クーパーではなく、ただのミニ1000です)のことを思い出したり、無性にある映画を観たくなったりしました。その映画とは"The Italian Job(邦題「ミニミニ大作戦」)"というMichael Caine (マイケル・ケイン)主演の1969年のイギリス映画です。
イタリアのトリノで400万ドル相当の金塊を盗み、ミニクーパー3台でイギリスに持ち帰る、という映画です。ミニクーパーがその小ささと機動力を生かして大活躍するのですが、ミニが好きな人はモチロン、そうでない人も存分に楽しめます。痛快この上ありません。
とにかく出てくるクルマがいいんです。イタリアの街中ではフィアット500などフツーのファミリーカー(今となっては古くて魅力的です)が色々。チョッと間抜けなアルファロメオのパトカーやアストンマーチンなども出てきます。冒頭でランボルギーニ・ミウラを破壊したり、仕事を終えたミニクーパーを崖から落としたりと、眉をひそめる(モッタイナイ!)シーンもありますが。
金塊をマンマと手に入れて、それを…大型バスが…これ以上は観てのお楽しみです。
なお、題名の"The Italian Job"とは「ツメが甘い」という意味のスラングなのですが、映画を観ると「なるほど!」と膝を打ちますよ。
なお、アメリカで2003年にリメイク版が作られたとのことです。BMWのニューミニを使って。こういう映画はクルマの売上に影響するので、古いBMC(British Motor Corporation)のミニではマズイということになったのでしょうね。
まだ観ていませんが、そのうち。
ログインしてコメントを確認・投稿する