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2018年10月25日16:51

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危ないがん予防法があふれている――「がんにならない」ためにはどうすればいい?

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ラエリアン・ムーブメント
未来を恐れない人々へ : http://www.rael.org

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■危ないがん予防法があふれている――「がんにならない」ためにはどうすればいい?

がんにかかる人が増えて、がんを予防する重要性が増している。だが、巷にあふれるがん予防法には逆効果になりかねないものも少なくない。適切にがんを予防するには、どんな心がまえが必要だろう。

本当に、科学的根拠に基づいた情報?
健康長寿を願う人にとって「がん」は、できればなりたくない病気の一つに違いない。だが、その願いとは裏腹に、1981年に脳血管疾患を抜いて以来、がんは日本人の死因1位であり続けている。しかも、その死亡率は年々上昇している。

がんになる人が増えたのは、日本人が長生きになったのが最大の要因だ。がんは、高齢になるほど増える病気だからだ。かつて、「人生50年」と言われた時代には、多くの人ががんになる前に亡くなっていた。がんになる人が増えたのは、それだけ日本人が長生きになった証拠でもある。

とはいえ、がんになる人が増えたのは確かだ。いまや、日本人の2人に1人が「がん」にかかるとされ、3人に1人ががんで亡くなる時代となった。がんは、誰にとっても無縁とは言えない病気になったのだ。

だからこそ、できるだけがんにならないよう予防すること、そして、がんになったとしても、早期に見つけて治療することが求められるようになったのだろう。世の中にはがん予防に関する情報があふれている。また、医師やマスコミは、ことあるごとにがん検診の大切さや、早期発見の重要性を強調する。だが、それらの中には、科学的根拠に乏しいものが少なくない。真に受けるとかえって命を縮める結果になりかねない情報もあるだけに、鵜呑みにしないことが大切だ。

たとえば一時期、β-カロテンやビタミンEなどの成分が、がんや動脈硬化を予防する抗酸化サプリメントとして期待され、世界的なブームとなったことがあった。そこで海外で、多くの人を対象に効果を検証する臨床試験がいくつも実施された。

その結果、β-カロテンやビタミンEのサプリメントには、がんや動脈硬化を防ぐ効果は乏しく、それどころかそうした病気のリスクを高めてしまうことがわかった。つまり、これらの成分を通常の食事で摂るぶんには効果が期待できるが、それだけを抽出して多量に摂取すると、かえってマイナスとなる可能性のあることが明らかになったのだ。

逆に「体に悪い」とされることが、「体にいい」面を持つ場合もある。たとえば、2015年、WHO(世界保健機関)に所属する国際がん研究機関(IARC)が、「加工肉(ハム、ソーセージなど)や赤肉(牛肉や豚肉など)に発がん性がある」という研究結果を発表し、世界中で食肉加工業者の反発を招いた。実は、加工肉や赤肉が大腸がんのリスクを高めることは以前から知られており、日本でも肉の摂取量が多い人ほど大腸がんのリスクが高まる結果が出ている。

マスコミの情報を鵜呑みにしてはいけない
しかし、こうした情報に触れて、肉を食べるのは控えようと考えるのは早計だろう。昔は、日本人のたんぱく質の摂取量が少ないため、血管がもろく、脳出血が多かったのだ。高度成長期を経て、肉をある程度食べるようになり、血管が丈夫になったおかげで、日本人の脳出血は減ったと言われている。つまり肉食は、日本人の長寿に貢献している面もあるのだ。そもそも日本人は米国人の3分の1しか肉を摂取しておらず、大腸がんリスクが高まるほどの量を食べている人は少ない。肉と魚介類をバランスよく食べていれば、それほど心配する必要はないわけだ。これらの例のように、がん予防になると思い込んで採り入れた健康法が、かえって逆効果になることがある。また、特定のリスクにこだわるあまり、全体を見ない健康法も間違いだと言えるだろう。

がん検診についても注意が必要だ。大腸がんについては多くの研究で、検診を受けたほうが死亡率は下がるという結果が示されている。しかし、乳がん検診ではここ数年、検診を受けても死亡率は下がらないという欧米からの報告が相次いでいる。それどころか、「過剰診断」と言って、命に関わらない病変をたくさん見つけて、結果的に無駄な治療をしてしまうケースが、私たちが思っている以上に多いことが明らかになりつつある。

この事実は、がんを早期発見して、早期に治療することが、必ずしもよいことばかりとは言えないことを示している。しかし、こうした科学的な事実を、残念ながらマスコミの人たちは(そして医師の一部も)よく理解しないまま、「がん検診を受けよう」「がんは早期発見が大切」と流布している。こうしたことからも、マスコミの情報を鵜呑みにしてはいけないことがわかるはずだ。

2013年度、国民医療費はついに40兆円を突破した。このままでは、皆保険制度は破たんするのではないかと心配されている。医療費膨張の一番の要因とされているのが、日本社会の高齢化と医療技術の高度化だ。がんについても、超高額な医療機器や抗がん剤が登場して、治療費の高騰が心配されている。子や孫の代も安心してかかれる医療を維持するためにも、がんにならないようにすること、そして、がんになったとしても早めに治療して、お金をかけないことが重要なのだ。

【元記事】
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181025-00008337-bunshun-life&p=1

平和のためのオンライン瞑想のお知らせ
https://ameblo.jp/raelianjapan/entry-12397247074.html?frm_id=v.mypage-checklist--article--blog----raelianjapan_12397247074

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