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2018年10月21日22:03

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シベリウス交響曲全集を聴く

ピアノのライヴが無事終了したので、毎晩
シベリウスの交響曲を聴いている。

シベリウスの交響曲は、よくわからないところも多いが
謎解きのような面白さがあるし、
響きの美しさは、いうまでもないだろう。

シベリウス交響曲全集
サカリ・オラモ指揮バーミンガム市交響楽団 

2000年頃から、フィンランドの若手指揮者が立て続けに
シベリウスの全集を出した時期があった。
サラステ、ヴァンスカ、ペトリ・サカリ、
そしてサカリ・オラモ。
彼らの全集盤はいずれも好評で、サラステとヴァンスカは
その後、2回目の全集録音を出した。
やはり本場物は人気があるのだろうが
もちろんそれだけでもないだろう。

そのなかから、サカリ・オラモの全集盤を聴いた。

非常にスッキリしたスタイルだが
ベルグルンドほど極端でなく
楽譜に対し、非常に真面目にアプローチしながら
音楽に勢いがあって、じつに新鮮だ。
特に2番、3番、4番、5番が良かった。
反面、6番は響きが意外にスッキリせず、
逆に7番はスッキリし過ぎて物足りなかった。

しかし、フィンランドの指揮者だけで、何種類も
シベリウスの全集録音があるということは
全集を気軽に聴いていい時代であるということだろうし
実際、オラモの全集も、若々しさ、生真面目さで
聴いていて、非常に楽しかった。
フィンランドの大家、ベルグルンドやセーゲルスタムに加え
オラモらの、若手、中堅による全集もぜひ聴いておきたい。
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