サウジのジャーナリスト失踪事件によるアメリカとの関係悪化は必至か

サウジのジャーナリスト失踪事件がサウジ政権の暗殺集団の殺害であったことが立証されれば、サウジとアメリカの蜜月は終り、イエメン紛争も解決への一歩になりそうな情勢ですが、今夜入ったワシントン・ポスト紙のニュースレターが概略次のように伝えています。

今朝のニュースでは、トランプ大統領はアメリカの経済的な損失を嫌って、この事件をサウジとの高額の軍事品を売る契約を解除する理由にはしないと語っていましたが、最新の情報では、「もし、サウジがワシントン・ポスト紙のコラムニストKhashoggi氏の殺害に関与していることが明らかになれば、アメリカはサウジに厳しい処罰を与える」との声明を出しました。

一方、トルコ政府筋は、Khashoggi氏はサウジから派遣された特殊部隊により殺害されたものと信ずると語り、サウジ政府関係者の間で同氏を誘い出す相談をしていた事実をアメリカの情報部がインターセプトしていたことも示唆しています。