今回の組閣は安倍の言う女性活躍が口だけなのを立証したようなものだけど、女性差別問題については昨日のハートネットTVで日本におけるセクシャルハラスメントの歴史をやっていて興味深かった。
日本でセクシャルハラスメントが可視化されたのは平成元年に起こされた裁判による。
会社でセクハラ被害を受けていた女性が上司や親会社に訴えても取り合ってもらえず、それどころか一方的な解雇処分を受ける。
結局、女性は裁判を起こし、全面的勝訴を得る。
その女性が多くの女性たちの実情を知りたいと考えて行なった新聞への投稿。
無意識の差別意識が女性たちを苦しめていると訴えている。
最近のLGBTについての小川榮太郎の発言とつながるよね。
「自分に悪意はない」というそれだけを根拠にしたナイーブな思いでLGBTの人たちの傷つけている。
当時の世論。
いまも大して変わってないな。
いい気なもんです。
隙があったあなたも悪い
売名だろう
枕営業でしょ
この写真の女性が30年前、日本初のセクハラ裁判を起こした人。
詩織さんに投げかけられた言葉と何一つ変わらない。
日本にはいまだにセクハラについての国による規定がない。
被害をどうしても訴えたければ裁判おこしなさいということ。
そして、セクハラ対策についてはいろいろ考えられているが、なんと「セクハラの禁止」という規定はないのだ。
「禁止規定を作ること」、これは国際機関からもずっと要請され続けているのだそう。
■室井佑月「差別と気が合う仲間たち」
(AERA dot. - 10月04日 07:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=5316546
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